2026/7/28
クローズアップ現代 7月27日(月)
津久井やまゆり園 職員たちの10年
19人の命が奪われた障害者施設「津久井やまゆり園」の事件。
逮捕された元職員・植松聖死刑囚は、犯行動機を「重度障害者は生きている価値がない」と語り、社会を震撼させた。
あれから10年。
植松死刑囚に接見しているが、この差別的主張に何があるのか、と司会者に問われた奥田さんは、次のように語った。
(大津留の文字起こし)
*****
私が面会に行ったとき、彼に聞いたのは、
「あなたが言いたいのは、役に立たない人間は消えてくれ、いなくなってくれってことなのか」と聞いたら、「そうだ」と。
そこで私は「君は役に立つ人間だったのか」と聞いたら、彼は少し躊躇して「ボクはあまり役に立ちませんでした」と答えた。
その言葉を聞いて、この事件の背景を考えるようになった。
彼自身は、ひょっとすると、障害者の命を奪うことで、自分は社会の役に立っている、自分には意味があるんだと証明したかったのかもしれない。
彼が選んだことは全く間違っていて、いけないこと。
ただ一方で、「役に立たないと意味が無い」、
この感覚は、実は私たちの社会の中に結構あるのではないか。
多くの人が、そのプレッシャーの中で生きているのではないか。
この意味では、彼もこの時代を生きていた一人だったのではないか。
だからといって、それを感じている人がそういうことをするかといったら、そういうことはない。
しかし、社会が彼にとって何の影響を与えたか、ということは考えるべきだと思う。
奥田知志さん(牧師/NPO法人「抱樸」理事長)
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