2025/3/24
【空港を活用した半導体・航空宇宙産業・農業振興の可能性は🏭2月県議会で質問】
まつもと空港の沖縄便就航・国際化に向けた動きについては前回までの記事をご覧下さい。一般質問では、空港の特性を活かした産業振興の可能性について、各部長に見解をお聞きしました。
【質問①】青木崇
空飛ぶクルマの社会実装と、空港周辺の実証実験の可能性は🚘
【答弁①】中村企画振興部長
本県は広大な県土を有し、急峻な地形が多いため、移動や物流に多くの制約がある。このような状況において、空飛ぶクルマを含む次世代空モビリティは、県民の利便性向上を図る有効な手段であり、大きな将来性を持つと認識している。
このため、令和5年9月に産学官が連携し、「信州次世代空モビリティ利用推進協議会」を設立した。さらに、2024年3月には、目指すべき将来像の実現に向けたロードマップを作成し、取り組みを進めている。
空飛ぶクルマについては、官民連携により運行主体となる事業者の誘致や、離着陸場の整備に関する調査・実証実験を実施している。2024年度は、実際に空飛ぶ車を飛行させる認知度向上イベントを行うとともに、飛行ルートや離着陸場の候補地の調査に取り組んでいる。2025年度は、事業化に向けた関連事業者のマッチングや、実証実験を行う事業者への補助を予定している。
空港との連携については、航空関連設備や人材の集積といった観点から、一般的に親和性が高いと考えている。しかし、空飛ぶ車の社会実装に向けては、こうした観点に加え、地域や事業者の意向なども踏まえながら検討を進めていく方針である。
【質問②】青木崇
空港周辺地域に半導体・航空宇宙産業などの高付加価値産業やその研究施設を立地し、空港による貨物輸送を行う可能性は🚁
【答弁②】田中産業労働部長
松本地域は、豊かな水資源や高度な技術力を持つ企業が集積しており、半導体産業の立地に適した地域である。また、空港周辺の地理的優位性を生かし、航空機で輸送可能な精密部品や電子部品の製造、次世代空モビリティ、航空宇宙産業など、高付加価値産業の立地の可能性があると認識している。
研究所の立地は、高度人材の集積や関連企業の新規立地を促進する効果が期待できる。このため、「産業投資応援助成金」において、他の施設よりも高い助成率と助成金額を設定し、インセンティブとして活用している。
貨物輸送については、松本空港に就航する航空機の構造上、貨物積載スペースが限られるという課題がある。しかし、良好な交通アクセスを生かすことで、迅速かつ効率的な物流ネットワークの構築が可能であると考えている。
空港周辺の高付加価値産業の企業誘致については、関係市町村や東京・名古屋・大阪の県外事務所と連携し、松本地域の強みと魅力を発信しながら、積極的に取り組んでいく方針である。
【質問③】青木崇
空港周辺には優良農地が広がっている。空港を活かした農産物輸出やアグリツーリズムの展開の可能性は🧑🌾
【答弁③】小林農政部長
空港を活用し、安定的に農産物を輸出するためには、国際定期便の就航などの環境整備に加え、輸出に適した産地づくりも必要である。今後の動向を踏まえながら、輸出先のニーズに応じた生産や植物検疫への対応について、地域の生産者と連携し、可能性を模索していく。
アグリツーリズムの展開については、観光団体等と農業者が連携し、ワイナリーの見学や農産物の収穫体験ツアーなど、地域の食を活用した新たな取り組みを支援している。また、観光農園や農泊など、農業と観光を組み合わせたコンテンツを県の観光サイト「Go! Nagano」に掲載し、情報発信に努めている。
※写真は新千歳空港そばに建設中のラピダス次世代半導体製造工場調査の様子。
今後も、これらの支援策を推進し、松本空港を活用した地域農業の振興に取り組んでいく方針である。



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