2026/7/14
2日目は、志賀町の福浦港を訪れ、ボランティアガイドの松山さんの案内で、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の歴史を学びながら、港周辺を散策しました。
松山さんは、「いしかわ文化観光スペシャルガイド」を務めており、石川県の歴史や文化、伝統工芸などの魅力を、訪れる方々に分かりやすく伝える専門ガイドとして活躍されています。
豊富な知識に加え、地域に伝わる逸話なども交えた説明は大変興味深く、福浦港の歴史をより身近に感じることができました。
福浦港は、かつて北前船の寄港地として栄え、多くの船が風待ちや避難のために立ち寄った天然の良港です。
現地には、北前船で栄えた当時の面影や歴史を伝える文化財が数多く残されています。
松山さんが活動する観光ボランティアガイドの会「又次(またじ)」が誕生したきっかけは、“平成の大合併”を控えた2004年(平成16年)のことでした。
郷土史家で元小学校校長の本多達郎さんが、富来町に伝わる数多くの伝説や逸話を丹念に集めて記録。
その研究成果を地域の魅力として広く伝える場として、観光ボランティアガイドの会「又次」を立ち上げられました。
「又次」とは、地域に伝わる逸話に登場する江戸時代初期の船乗りです。
最初に訪れた「旧福浦灯台」は、日本で現存する最古の木造灯台とされ、石川県指定史跡にも指定されています。
白い木造の灯台は日本海を望む高台に建ち、長年にわたり航海の安全を見守ってきました。
その歴史は古く、約400年前から地元住民が日野長兵衛の名を代々受け継ぎ、夜間にかがり火をたいて船を導いたことが始まりとされています。
現在の灯台は明治時代に建てられたもので、長い年月を経た今も美しい姿を残しています。
また、北前船が航海の安全を祈願した「方角石」や、船の係留に使われた「めぐり」、福浦港の歴史を伝える石碑なども見学しました。
港を歩くと、北前船が行き交い、多くの人や物、文化が交流した当時の様子が目に浮かぶようでした。
一方、港周辺では、令和6年能登半島地震の影響による被害や、復旧工事が進められている状況も確認しました。
護岸や水路などでは復旧に向けた工事が進められており、地域の皆様が大切に守り継いできた歴史や文化を次の世代へつないでいくためにも、一日も早い復旧・復興が望まれます。
北前船がもたらした繁栄の歴史、地域に今も息づく文化と人情、そして復興に向けて歩みを進める福浦港の現在を知る、大変有意義な機会となりました。
詳しく、そしてユーモアを交えながらご案内いただきました松山さんをはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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