2026/5/19
第2回 「“遊ぶ場所”から“安心できる場所”へ」
子どもの居場所という言葉には、単に「遊べる場所」という以上の意味があります。近年では、“安心して過ごせる場所”としての役割が強く求められるようになっています。
昔は地域の中に、自然と子どもを見守る大人の存在がありました。しかし現在は、地域とのつながりが薄れ、子どもたちが孤立しやすい環境になっています。特に一人で過ごす時間が長い子どもにとって、「誰かがいる」という安心感はとても大切です。
また、学校生活に悩みを抱える子どもも増えています。不登校や人間関係の悩み、家庭環境など、背景はさまざまです。そうした中で、学校でも家庭でもない“第三の居場所”の必要性が高まっています。
全国では、地域交流スペースや子ども食堂、学習支援教室など、多様な居場所づくりが広がっています。重要なのは、子どもが「行かなければならない場所」ではなく、「行ってみたい場所」であることです。
宇部市でも、地域団体やボランティアによる活動が行われています。しかし運営する側の高齢化や人材不足は深刻で、継続が難しくなっている現場もあります。
居場所づくりは、行政だけでは完結できません。地域、学校、企業、NPOなど、多くの人が少しずつ関わることで支えられていきます。
子どもたちが安心して「ただいま」と言える場所を、地域の中にどれだけ作れるか。それがこれからの地域力につながっていくのではないでしょうか。
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アオタニ カズヒコ/69歳/男
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