2026/7/22
【防災】我々は自粛の怖さを知っている
今回の足利市をはじめとした、北関東各地で発生した「令和8年7月短時間集豪雨」により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれたすべての方々にお見舞い申し上げます。一議員としてできることは全てやる気持ちで日々取り組んでいます。
あらためて今回の災害で感じたのは「被害の差が大きい」ことです。
177k㎡しかない足利市をとっても、被害が多かった中山間区域を有する北部と西部に比して、南部と東部は比較的少ない状況です。また、北部、西部の中でも濃淡が分かれており、通常通りの生活ができるところと、ゴミの搬出もできず生活のめどが立っていなところがあります。
そこで個人的に心配しているのが「自粛ムード」です。
「こんな状況でお祭りなんてやっていいのか?」
「暑気払いは延期したほうが良いのでは?」
「家族旅行は控えようか?」
など、SNSの被災された方の投稿を見ているとそうした気持ちになるのはわかります。
しかし、足利市全体がそうしたムードになることに良いことは何もないと思います。もちろん、できる限りボランティアや義援金などで支援をしていただくこと、被害にあわれた方々に寄り添う姿勢は大切です。ただ、様々なイベントや経済活動を自粛してもマインドは低下するし、経済がまわらなくなるし、悪循環になってしまいます。
議員という立場でこんなことを書くのは勇気が要りますが、私たちは東日本大震災、新型コロナ禍、能登半島地震など様々な大型災害を経験してきました。足利市民は令和元年台風、西宮林野火災を経験してきました。
そのなかで「自粛の怖さ」も学んできたと思います。
被害のなかった地域の方々はぜひ、通常通りの生活や経済活動を続けつつ、土日など時間のある時にボランティアに参加したり、義援金を送ったりしてご支援をしていただければありがたいと考えています。
ご批判もあろうかと思いますが、あえてこのタイミングで書かせていただきました。
ですので、今後はSNSにおいて通常の投稿(災害関連以外)も掲載してまいります。
長文失礼しました。
■「自粛より経済を回すべき」という最近の論調
⑴「不謹慎」という心理的ブレーキの怖さ
物理的には観光に行ける、あるいは買い物をできる健康な状態にある人が、「不謹慎だからイベントをやめよう」「お祝いごとは控えよう」とブレーキを踏んでしまうと、日本全体の消費が連鎖的にストップします。
⑵被災地周辺の「もらい事故(経済的打撃)」を防ぐ
能登半島地震の際も、インフラが維持されていた北陸の他地域で「宿泊キャンセルが数万件規模で発生する」という事態が起きました。こうした「もらい事故」による倒産や失業を防ぐためにも、「元気なエリアは日常を止めない」という強い意志が必要だと指摘されています。
⑶「稼いで、納税して、寄付する」の好循環
「経済を回す」とは、単に遊ぶということではなく、事業者が売上を上げ、労働者が給料を得て、そこから復興財源となる税金や義援金を生み出す一連のサイクルを指します。最近の記事では、この「自粛するよりも、稼いで応援に回すほうがはるかに生産的である」という割り切った考え方が、SNSの普及(不謹慎警察への反発など)も手伝って広く支持を集めるようになっています。

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