2024/1/24
今日は議長に代わり、山形県山形市議会の議会運営委員会様の行政視察の受け入れを行いました。テーマは「議会のICT化の取り組みについて」。普段利用している議員としての立場でも話をしてほしいとのことで、視察が終わるまで同席しました。
芦屋市議会では、2015年10月に議会ICT検討会議を設置し2016年8月から実際にタブレット貸与と文書共有システムによるペーパーレスをスタートさせています。結構早いほうの導入だったかと記憶しています。
当局側にもタブレットを貸与し、クラウド上の資料を見ることでペーパーレス会議を実施できているというのも、大きいと思います。
まあ、これはタブレットの力ではなくて、文書共有システムとして導入しているシステムの力です。Webサービスなので、別にタブレットじゃなくても職員が通常業務で使用しているノートPCでも対応できます。
本会議や委員会に参加する職員数がそんなに多くない芦屋市の規模だから貸与できましたが、中核市であられる山形市さんのように職員数が多い自治体の場合はタブレット貸与ではなくて通常業務で使用しているノートPCで対応してもらうというのも一つの方法かな?と思います。
僕も自宅では、PCでログインして資料を閲覧しています。自宅環境はマルチディスプレイなので、別に紙資料が欲しいと思ったことはないです。
ペーパーレスは、削減による財政効果は然ることながら、昨今の環境資源の問題から鑑みても重要な取組みであると言えます。当時は環境についての話はそこまで大きくなっていませんでしたが、今となっては率先して資源消費の削減を進める必要がある社会情勢になっています。
また、当時は紙資料しかなかったため、決算や予算審査のときにはキャリーケースが必要なぐらいの大量の資料を持ち運びする必要がありました。重いし嵩張るしで最悪でした。何で紙やねんって文句言っていたことを覚えています。ペーパーレスによってこの持ち運びが不要になったことで、とても快適になりました。もう紙ベースには戻れない。
芦屋市では、正副議長を選挙する際に、所信表明の機会を設けることとしています。これは、議会基本条例で定めています。
(議長及び副議長志願者の所信表明)第5条 議会は、議長及び副議長の選出に当たっては、それぞれの職を志願する者に対して所信を表明する機会を設けるものとする。
特定の会派の人数が突出しているような会期においては、事前の調整で正副議長を一人に絞っていました。が、近年では会派のパワーバランスとして突出した会派がありませんので、結果的に複数の方が所信表明するような事例が続いています。
複数の人が所信表明するようになって、所信表明に熱がこもるようになったと感じています。条例の精神をより効果的に実施できているかな?と思います。
と言いながらも、現状でも課題があります。所信表明は公開会議で行っているはいるんですが、ネット中継や会議録のネット公開の対象となる会議ではない全体協議会で行っています。公開会議なので、傍聴も可能ですし情報公開請求をしてもらったら黒塗りなしで提供できる状態にあります。ぶっちゃけた話、全体協議会というマニアックな会議を傍聴される方は少ないですし、会議録へのアクセスもとても面倒。
議長として、どういう取り組みをしますよ?っていう情報は市民にとっても影響がないとも言えないものになります。だから、市民がよりアクセスしやすい会議である本会議で所信表明をするべきではないかな?と思っています。市民が見ていると思うと、所信表明の緊張感も増しますし。
これは、昨年の議会基本条例検証会議でも提起している内容です。残念ながら、全会一致には至っていませんが、議会のメンバーも変わりました。また次の検証会議の場で提起したいと思っています。
まあ、市議会としてどれだけ取り組みを進めたとしても、地方自治法上、議場における選挙の被選挙人は21人の議員全員です。だから所信表明した人以外に投票したとしても有効投票となります。
極論ですが、所信表明していない人が議長になるということも手続き的には可能です。でも、そんな意味不明なことはさすがに起こりえないので、法律との兼ね合いはありますが、芦屋市としても、より透明性の高い議会にするための検討は必要だと思います。
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