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高齢者バス運賃助成制度が抱える課題は難しいが、成果についての客観的な分析結果が欲しい(民生文教...

2023/8/30

今日は民生文教常任委員会。以下の議案、陳情の審査を行っています。

種類 番号 件名
市長提出議案 第50号 芦屋市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び芦屋市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
第59号 芦屋市立体育館・青少年センター並びに川西運動場、東浜公園、西浜公園及び芦屋中央公園有料公園施設の指定管理者の指定について
第60号 海浜公園有料公園施設及び朝日ケ丘公園有料公園施設の指定管理者の指定について
請願 第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担率の引き上げをはかるための2024年度政府予算に係る意見書採択の請願書
陳情 第4号 芦屋市高齢者バス運賃助成事業の取りやめを求める陳情書

議案書等はこちら。

また、所管事務調査として、「市民センター内のレストラン・カフェスペースの運営について」に関する報告を受けています。資料はこちら

結論としては、いずれの議案も可決すべきものと決しています。請願についても、採択すべきものと決しています。陳情は、不採択と決しています。

気になるところを書いておきます。

高齢者バス運賃助成を廃止するっていう話(陳情第4号)

確かに、芦屋川以西については阪急バスの停留所がないです。阪神芦屋駅や阪急芦屋川駅が近いゾーンはともかく、三条町の上の方ですよね。阪急バスには乗れないし、かつ駅までも結構遠い。ということで、制度上の不公平感はあります。

なので、いっそ廃止してくれ!という趣旨の陳情でした。その感覚は分からなくもないが、いっそ廃止はちょっと拙速な感があります。全会一致で不採択になってしまったのもそういうことかなと。

この課題はずっと言われています。他市だとコミュニティバスを使ったりデマンド交通をやったり…っていう話が出ています。ただ、芦屋市と根本的に違うのは、利用者の規模です。芦屋の場合、三条町の一部の方々のみがメインターゲットになる。マーケットが極めて狭く限定的であり、持続的な事業として実施するのは非現実的だと思います。

これについては、国がライドシェアリングを規制緩和してくれたらワンチャンあると思うんですけども。というか、芦屋市の規模間ではそれしかないと思います。官民問わず、一定の組織が確固たる事業として実施するのはちょっと難しいです。

そもそもの目的達成のための効果的施策か?

本事業において気になるのはこの制度のそもそもの目的。

高齢者の外出を促進し、介護予防の一助とするというところが目的です。介護予防の話は複合的な話だと思うので置いておいて。この事業が高齢者の外出を促進しているか?という点です。

引きこもりがちの高齢者の方が、バス代半額やからお出かけしよう!ってなりますか?なる訳ないよね。若い人でも、交通費半額やからとりあえずお出かけしようーとはならんです。無料ならまだしも。「行く場所」「行く用事」があるからお出かけするという行動原理は性別年齢問わず同じなはず。

この制度をやる前と後を比較して、高齢者の外出頻度が向上したというデータが取れない限りはこの制度そのものの存在意義がはっきりしないんですね。ただでさえ、毎年8000万円を超える大きな支出になっています。2025年を契機に、70歳以上の方の人数が増えます。利用者が増えます。だから、支出曲線は更に角度を付けて右肩上がっていくものだと予想されます。

特定世代だけが恩恵を受ける事業でもあるので、若年層からしたら「どうなんよ?」っていう支出でもあります。しっかりと目的を達成し、一定の社会的効果を発揮しているという客観的なデータ示すことで、初めて真に理解される事業だと思います。

少子高齢化が加速する中で、事業を継続させるためにも客観的な指標で以て事業の成果を分析する必要があると思います。ということはかつて一般質問でも言っているんだが、あまり響かなかった。

高齢者バス運賃助成制度。制度による効果の測定を行うべきでは?(本会議)

民生文教常任委員会は所管事務調査が活発で良いですね

先日行った放課後児童クラブの視察の総括というか、視察を踏まえた意見交換をするそうです。僕はそれ絶対必要だと思っていました。 直ちに何か手立てがあるということではないと思いますが、委員会として視察結果を踏まえた意見交換をするのは絶対に必要です。

他の委員会でも、そういう形にしたいと思っています。視察だけではないですが、議会としての自発的な調査研究を促すような仕組みづくりをしたいと考えており、ひそかに動いています。民生文教常任委員会が率先してそういう動きをしてくれているのはとてもありがたいです。

自発的な調査研究をしたとしても、すぐに成果が出るとは思っていません。ですがやることに意義がありますし、調査過程で得られるものも大きいんです。

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著者

大原 ゆうき

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