2026/5/4
福山弁護士の考察
https://x.com/kaz_fukuyama/status/2050933256468811956?s=46&t=AoTg5qcMFf1dCHE5FYZoJA
憲法記念日の高市首相のビデオメッセージ。
僅か3分半ほどの中にも無知のオンパレード
◆「憲法は定期的な更新が図られるべき」
→ 違う。仏憲法の人権規定である仏人権宣言は1789年以来、237年間不変だ。憲法は定期的にモデルチェンジするものでもない。79年間生き続けたのは憲法の生命力の証だ。冷戦やテロ,コロナなど様々な脅威の下でも変えなかったものを変えるべきなのか熟慮が必要である。
◆「自主独立の権威の回復」
→自主独立と言うなら,安保条約を破棄して在日米軍撤退を求めるのが筋だが現実は米国いいなり。度重なる米軍犯罪など、本来、高市氏ら右派が激怒しないといけないはずだが何故だんまりなのか? 実は日本国憲法改正こそ、米軍の肩代わりを自衛隊にさせるために米国が日本に押し付けているものである。
◆「日本人の手による自主的な憲法改正」
→押し付け憲法論の誤りは決着済みである。憲法9条は高野岩三郎や鈴木安蔵らの憲法研究会の憲法草案がGHQ案の元になっている。又、日本国憲法は当時の諸外国の憲法の到達点を踏まえた普遍的な内容である。9条もGHQ案にはなく幣原首相とマッカーサーの合作というのが今日の研究の到達点。政府も「押しつけだからどうのこうのという話を言っているわけではない」(H19.2.27衆院予算委員会・塩崎官房長官)と答弁しており、決着済みの時代遅れの議論である。
◆「議論のための議論であってはならない。政治家が行うべきは決断のための議論だ」
→今の憲法のせいで困っているという国民の声などない。むしろ生存権など憲法が保障している基本的人権が実現してないからこそ、困っているという声ばかりだ。世論調査でも改憲を求める世論は多数ではない。憲法の実現をサボっている政治家が、十分な議論を尽くさないまま、平和主義をはじめとする権力への拘束を緩める改憲を決断するのは憲法尊重擁護義務に反する。
全体として高市氏のメッセージは、前首相の石破氏と比較しても余りにも不勉強で、専門的知見を欠くものと言うほかない。
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タカヒラ マサアキ/58歳/
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