秋田市は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により中止となった、令和２年度成人式の代わりとなる「２３歳のつどい（仮称）」を８月１１日に開催する計画で、そのための経費を令和５年度当初予算案に計上しました。２月14日から始まる秋田市議会２月定例会で審議されますが、反対する議員はいないと思います。 （写真は令和元年度の新成人のつどい）

令和２年度（2020年度）の成人式が中止となった経緯は

　令和2年度の成人式は新型コロナウイルス感染症の蔓延に歯止めがかからなかったため1月に予定されていた式典がその年の8月15日に延期されていました。

　しかし、７月になっても10代や20代の若者を中心としたクラスターも発生し、連日、感染者が発生している状況にありました。そこで、式典を開催した場合には感染リスクが大きいため、参加者の安全確保が第一として、運営協力委員会の協議において、最終的に中止の判断がされました。

　中止への対応として、秋田市公式 YouTube チャンネルにおいて、市長の祝辞、議長の祝辞、新成人の抱負、著名人によるお祝いビデオなどが動画配信されたほか、市長のメッセージを添えた記念品が新成人の皆様に送付されました。

　ちなみに、運営協力委員会とは、新成人を中心に組織された委員会で、”心に残るつどい”を目指して協議を重ねていきます。運営協力委員は毎年公募されています。

中止となった成人式の対象者の声

　秋田市には「市民の声」というシステムがあります。 これは市民から提案や意見を電子申請システムで受け付けるものです。

　この「市民の声」に、令和４年１月９日、 中止となった成人式の代わりの行事を開催してほしいというご意見が寄せられました。 文面をそのまま掲載します。

　去年の成人式に参加予定だったものです。今年度の成人式を無事今日迎えることができたと知り、どうしても去年の成人式がなかったことが悲しくてメッセージを送らせていただきました。

　秋田市外の同級生たちが昨日成人式を1年遅れで行ったようです。秋田市内では去年の成人たちへの成人式をやることはできないのでしょうか？

　今回の「２３歳のつどい（仮称）」の開催計画案は、 こうした市民の気持ちに寄り添うものであり、素晴らしい企画だと思います。

　「市民の声」システム（秋田市公式WEBサイト）

「成人式」から「二十歳（はたち）のつどい」へ

　従来の秋田市の成人式は「新成人のつどい」として開催されていました。しかし、 民法の改正によって成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。 このため式典の名称を「二十歳（はたち）のつどい」に変更して開催されるようになりました。

令和４年度の「二十歳（はたち）のつどい」は

　令和4年度の秋田市の「二十歳（はたち）のつどい」は令和5年1月8日に CNA アリーナ★あきたで、2026人が参加して新たな門出をお祝いしました。

　式典の模様は秋田市の公式 YouTube チャンネルで録画配信されています。

　令和４年度（第７２回）秋田市「二十歳（はたち）のつどい」（秋田市公式 YouTube チャンネル）

　令和4年度「二十歳（はたち）のつどい」（秋田市公式WEBサイト）

「２３歳のつどい（仮称）」は

　計画の詳細はまだ明らかになっていませんが、秋田市「２３歳のつどい（仮称）」は、令和５年８月11日に、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで開催する案となっています。 

　予算が認められれば、具体的に詳細な計画を詰めていくことになると思います。

　もう少し詳しいことが分かれば、ここに追記していきたいと思います。

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