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【長崎市】長崎ちゃんぽんの作り手の継承を!

2023/4/11

「跡継ぎがいない…」とは、なめしポテトの取材の時の雑談で耳にすることは少なくない。滑石地区に限ったことではなく、実は長崎の食文化「長崎ちゃんぽん」の業界でも人ごとではないと聞いたことがある。

以前、フリーランスのメンバー5人で「出たばい、ちゃんぽん本」という、じげもん産の県内のちゃんぽん店を80店ほど紹介したミニブックを作った時も後継者話は聞いたことがある。原因は何かと聞いた時に、理由のひとつに労働時間の長さと言われた。聞けば、繁忙時間はランチタイムと夕方だが、中華料理店の場合、食材の多さもあって仕込みに時間がかかるとのこと。ちゃんぽんだけでも10種類以上の食材を使うし、当日注文が多いので、仕入れも難しいという。確かに中華の場合、調理時間だけ考えると強い炎を使ってチャチャっと作るが、食材を細かく仕込む準備などは朝早い時間からしないと間に合わない。

さらに聞いたのは“出前”だ。注文する方は、玄関まで熱々を持って来てくれるという本当に助かるシステムだが、配達料もとらない店がほとんど。今でこそ“ウーバーイーツ”なるものがあるが、元祖はこっちの方ではないかと思ったりする(苦笑)。

この問題を考えたときに、1つの解決策と考え出したのが、市内の調理専門学校に「長崎ちゃんぽん科」を作ること。座学では、中華料理店が儲かるためのノウハウや栄養面を学び、実習は市内のちゃんぽん店にお願いする。専攻する生徒には返金不要の奨学金を出し、受け入れた店には一定の期間の人件費を補助し、協力金も支給するという、またしても妄想事業だが(笑)

現在、商工会議所や長崎県が跡取り問題を解決するために「事業再生・事業継承」の取り組みを支援している。このサポートを利用する手はもちろんあるが、話題性に乏しい…。

跡取り問題の心情的な問題としては「他人に渡すなら廃業を」という考えの人もいるという。このように様々な課題が重なって、なかなかスムーズに進まないことは多いが、長崎からちゃんぽん店が無くなる!というのは大問題である。

問題が表面化する前に、柔軟な運用ができる事業承継のシステムをそろそろ長崎市独自で構築するべきではないだろうか。

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著者

平 たけし

平 たけし

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肩書 現職 地域情報紙編集長 子育て支援センター理事長 北陽小育成協会長
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