2026/7/24
習志野市議会議員 いちずみ(市角)雄幸です。
7/23、3日目は、北海道美唄市にある「宮島沼」の自然保全とワイズユース(賢明な利用)の取り組みについて視察。
宮島沼は、石狩川流域最大の淡水湖であり、マガンなどの渡り鳥の重要な中継地としてラムサール条約にも登録されています。




■ 宮島沼の保全と歴史の歩み
〇課題の発生と地域合意
1989年の鉛中毒問題から保全意識が高まる一方、農作物の食害や観光被害が課題に。1997年に「宮島沼プロジェクトチーム」を発足し、行政と地域住民が協働で課題解決と地域合意を推進。
〇ラムサール条約登録
2002年にラムサール条約登録湿地となり、2007年には「宮島沼水鳥・湿地センター」が開館。市民団体や各種連携ネットワークを通じた保全活動が続いています。
■ 登録後の効果と直面する課題
効果
・交流人口の増加や環境教育の推進(幼稚園〜大学との連携、マガレンジャー活動など)。
・研究機関や他湿地との協働ネットワークの構築。
現在の課題
・自然課題:水環境の悪化、来訪者によるマガンへのストレス。
・地域課題:マガンによる農業被害(農地侵入)、迷惑駐車問題など。
■ 観光振興と環境保全の両立に向けて
宮島沼では、単に人を呼び込むだけでなく、「宮島沼ルール」(餌やりやドローンの規制など)を定めて過剰な開発を抑え、最低限のハード整備で環境を守っています。
また、「田んぼオーナー」や「宮島沼カントリーフェス」といった地域づくりの取り組みを通して、環境保全と地域振興の良好なバランスを模索し続けています。
自然を守るだけでなく、「地域の暮らし(農業被害対策やマナー問題)とどう調和させるか」という課題に真摯に向き合う姿勢は、今後の地域づくりにおいて非常に参考になりました。
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