2021/9/21
【多摩市議会・決算審査(民生費)】
◆保育所等における新型コロナウィルス感染症対策事業補助金
小さなお子さんを持つ親御さんのご不安・ご心配は相当なものかと思います。
この事業では、子ども用マスク等も補助の対象となっておりますが現場で小さいお子さんにマスクを着用してもらうのは、実際になかなか難しい。
一方で、マスクを付けさせて欲しいと強く要望される親御さんもいらっしゃる中で、現場での対応も苦慮されている様です。
保育園はもともと「原則外す」という方針です。幼稚園では今夏の途中で方針を見直しましたが「原則着用」でした。
保育園は厚労省、幼稚園は文科省、認定こども園は内閣府管轄とそれぞれ通達も異なるので、親御さんも混乱されてしまいます。
また、多摩市内では現時点において保育施設で集団クラスターは発生しておりませんが、先月市内保育所において起こった事象についてはしっかり振り返って、検証する必要があるでしょう。
簡単に経緯を述べると、8月下旬に抗原検査で3名の児童の陽性反応があり
濃厚接触者と認定された34名のうち、有症状の17名をPCR検査したところ全員陰性
あらためて、最初の児童3名にPCR検査をしたところ陰性という結果で
保健所はこの件については「偽陽性」であったと結論付けました。
ここで、まず疑問に浮かぶのは、陽性者が一人もいない状況において
なぜ17名もの児童が有症状を訴えたのか、ということです。
当初聞いた時、食中毒でもあったのかとも思いましたがそうでもない。
しかし、きっかけになるトリガーはあったはずです。
例えば「あなたは濃厚接触者になりました。」というお知らせが、集団的な心理的クラスターを引き起こした可能性は十分考えられるでしょう。
ですから子ども達にも相当、心理的な負荷が掛かっている状態だったのかなと思います。
物理的な感染症対策事業も丁寧にしっかりやっていかなければいけない一方で、正しく恐れて気をつける心理的なケア、心の保ちようも合わせてやっていく必要があるのではないでしょうか。
こうした啓発は、親御さん向けにも行っていく必要があるでしょう。
親御さんが過敏になるのはもちろん分かりますが、ネットニュースなどを見れば、子どもに近寄ってくる人に恐怖を感じる、などの声もあります。
こうした時期に無防備に身体的接触を図ろうとするのはもちろん良くないのですが、親の心理状態を子どもは敏感に察知しますから、無意識に人を避けるようになってしまうかもしれません。
また、食事の時間も黙って黙食をしなければならない。
人の表情を見て、喜怒哀楽の感情を育んでいく多感な時期に、年中マスクをしなければならない。
こうした対応が、子どもの健やかな成長に大きな影を落とすことは目に見えています。
一時は我慢をして、みんなで乗り越えていかなければいけない事も分かります。しかし、「いつまで」それを続ければいいのでしょうか。
感染症対策分科会の尾身会長は、コロナとの戦いは今後2、3年かかるということも言っています。こうした対応を、2年3年と続けていくことが、果たして正しく恐れるという所作なのかどうか。
ここもしっかり話し合っていかなければならない時期だと思います。
子ども庁の構想も進んでおりますので、「チルドレンファースト」で取り組んでいかなければなりません。

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