2025/8/4
子どもの学力の変化を調査する国の「経年変化分析調査」の結果が7月31日に公開されました。調査の結果、2021年度に比べて全ての教科で成績が下がっていることが明らかに。背景にはゲームやスマホの利用時間の増加と勉強時間の減少などが挙げられています。
2025年7月31日、文部科学省は「令和6年度 経年変化分析調査・保護者に対する調査」の結果を公表しました。これは、全国の小学6年生と中学3年生、そしてその保護者を対象に、子どもたちの学力とその背景にある生活習慣などの変化を継続的に分析するものです。(調査の結果は下記リンクをご覧ください)
今回の結果からは、2021年度と比べ、すべての教科で平均スコアが下がっていることが明らかとなりました。とくに小学校6年生の「算数」、中学校3年生の「英語」での大幅な低下が目立っています。

(出典:令和6年度全国学力・学習状況調査 経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果(概要))
学力低下の一因として、生活習慣の変化が浮き彫りになっています。
つまり、学ぶ時間が削られ、画面に向き合う時間が増えているのが実態です。
また、家庭の*社会経済的背景(SES)が低い子どもほど、勉強時間が短く、ゲーム・スマホの使用時間が長い傾向があることも指摘されています。こうした家庭環境の違いが、学力格差を広げている可能性も見逃せません。
*社会経済的背景(SES)とは:個人や家族の経済力、教育レベル、職業などを組み合わせて評価する指標。全国学力・学習状況調査では、児童生徒質問調査での「家にある本の冊数」をSESの代替指標として利用しています。

(出典:令和6年度全国学力・学習状況調査 経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果(概要))
とくに中学校英語の成績低下については、新型コロナウイルスの影響が挙げられています。今の中3生が小学校で英語の学習を始めた頃、学校ではコミュニケーションを重視する授業が行われていましたが、「話す活動」が十分にできなかったことが影響した可能性があると分析されています。
さらに国際的な調査(PISA2022)では、「家族による支援的な関わり」の指標で、日本はOECD加盟国の中で最低評価という厳しい結果が示されました。子どもにとって安心して学べる環境を整えるうえで、家庭の果たす役割の大きさが改めて浮き彫りになっています。

(出典:令和6年度全国学力・学習状況調査 経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果(概要))
今回の調査結果は、単なる学力の数字の問題ではありません。すべての子どもが、平等に学び、成長する権利を保障するために、行政がどのような環境を整えるかが問われています。
経済的背景にかかわらず、すべての子どもが十分な学習機会を得られる支援
保護者への情報提供や子育て支援の充実
学校だけでなく地域全体で子どもを支える仕組みの構築
練馬区としても、子どもたちの「学ぶ権利」が守られるよう、教育委員会での議論を進め、必要な対策を講じる必要があります。みなさまからのご意見・ご提案もぜひお寄せください。
これまでの訴えはこちらをご覧ください。
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