2026/6/10
つくば市【人口は増えている。なぜ水道料金は上がるのか。|構造から考える】6月10日(水)水道料金改定の裏側。
つくば市議会議員の ひぐち ゆうだいです。
最近、水道料金や下水道使用料の改定について話題になることが増えています。
生活に欠かせない水だからこそ、
「なぜ値上げするの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、つくば市は全国でも数少ない人口増加都市です。人口が増えているなら利用者も増えるはず。
それなのに、なぜ料金改定が必要なのでしょうか。
この問題も、目の前の値上げだけを見るのではなく、その背景にある『構造』を知ることが大切です。
例えば、市の試算では一般的な4人家族程度の使用量(40㎥/2か月)の場合、
改定前 6,270円
改定後 7,370円
となり、
2か月で1,100円増
月あたり約550円増
年間では約6,600円の負担増となります。
決して小さな金額ではありません。
では、なぜ料金改定が必要なのでしょうか。
大きな理由の一つが、水道施設や下水道施設の老朽化です。
高度経済成長期に整備された施設や管路は更新時期を迎えています。
更新しなければ、
・漏水
・断水
・道路陥没
・耐震性不足
といったリスクが高まります。
ここで一般的な自治体であれば、
「人口減少による利用者減少」が課題になります。
しかし、つくば市は違います。
人口は増えています。
だからこそ市民の皆さまからは、
「人口が増えているのに、なぜ値上げなのか」という疑問が出るのも当然です。
実は、人口増加都市には人口増加都市ならではの課題があります。
・新しい住宅地への上下水道整備。
・増加する利用者への対応。
・施設能力の強化。
そして同時に進めなければならない老朽施設の更新。つまり、「人口増加への投資」と「老朽化への対策」の両方が必要になるのです。
私は、水道料金や下水道使用料の改定そのものに賛成・反対をする前に、
・どれくらい老朽化が進んでいるのか
・どれくらいの更新費用が必要なのか
・他自治体と比べて適正な料金なのか
・経営努力は十分に行われているのか
・人口増加による効果は十分反映されているのか
こうした点をしっかり確認する必要があると考えています。
水道は毎日の暮らしを支える重要なインフラです。
だからこそ、「値上げだから反対」でもなく、「必要だから仕方ない」でもなく、市民の皆さんが納得できる説明と将来を見据えた議論が必要です。
目の前では、
「水道料金が上がる」という問題。
しかし、その背景には、人口増加都市ならではの課題と、老朽化したインフラを次世代へどう引き継ぐかという課題があります。
目の前の現象だけでなく、その裏側にある仕組みを見る。
これからも『構造から考える』視点で行政を見つめていきます。
詳しくは以前ブログでも取り上げています。
https://go2senkyo.com/seijika/157310/posts/1264077
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