2025/10/29
🚆【中央線複々線化 なぜ進まないのか。都議会で提起しました】
多摩地域の鉄道ネットワークの要、JR中央線。
東京の人口の約3割が暮らす多摩地域の通勤・通学を支える大動脈です。
しかし——中央線の三鷹〜立川間の「複々線化」だけが、いまだ実現していません。
▶︎まず必要性ですが(なぜ複々線化が求められているか)
・中央線三鷹~立川間は、首都圏の通勤・通学路線として利用者が多く、混雑や遅延など輸送の制約が指摘されてきました。
・緩行線(各駅停車)と快速・特別快速などが同じ線路を共有する構造のため、線路の混雑・線形の制約・輸送力増強の余地が限られているという分析があります。
・輸送力・定時性・安全性を高めるため、「緩急分離」「列車種別による線路分離」が有効であるという鉄道技術・運輸政策の観点から、複々線化は有力な手段とされています。
※東洋経済オンラインより
・東京都としても、多摩地域の振興や地域間格差の是正、都心とのアクセス強化という観点から、当該区間の複々線化を重要視しており、都市計画上も検討対象に入っています。
▶︎課題は
・コストが高い想定事業費は約3,600億円。これは線路増設・駅改良・用地取得などを含む概算です。(答申路線プロジェクトにおける概算工事費(年間旅客運送収入を下回るもの))
mlit.go.jp/common/0012433…
・検討は1960年代から続く長年の宿題で、実質的に60年近く議論が続いていま
1960年代から「三鷹~立川間」の複々線化事業が計画されたが、約60年経った現在も計画が実現していない状況。
実際には、御茶ノ水~中野間は1932年に完成しており、現在も「御茶ノ水~三鷹間」が複々線として運用されています。
・実現が遅れる主因は「巨額投資に対する採算性の不透明さ」「事業主体(JR等)単独では負担が重い」ことと聞いています。
▶️
都の最新調査では、混雑緩和や定時性向上の効果が立川以西にも広く及ぶことが明らかになりました。
それでも進まない理由は、上記の膨大なコストと調整の難しさ。
推定で数千億円規模、駅や線路用地の再取得も必要で、JR単独では採算が合わないのだと思います。
結果として「民間まかせのまま」が続いているのです。
私は都議会で、次のように提案しました。
「現状を踏まえると、民間企業である鉄道事業者に働きかけるだけでなく、国も巻き込み公的資金も活用することが必要だと考える。」
✅ 公的資金の活用を前提に、国・都・JRによる新しい整備スキームを構築すること。
✅ 南武線支線の空港アクセス改善など、多摩全体の鉄道ネットワーク強化を一体で進めること。
多摩の発展には、時間と移動のゆとりが欠かせません。
都民の生活に直結するインフラ整備を「絵に描いた餅」にしないために、都として具体的な工程と財源確保に踏み込むよう求めています。
#中央線複々線化 #多摩の未来 #交通政策 #東京都議会 #松岡あつし




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