2026/4/24
令和8年(2026)4月21日(火)午前9時から開催された御浜町議会全員協議会
下記2点に絞っておこなわれ、大畑町長や担当課からの概要説明に対し、
議員から更なる質疑や意見が続出し、4時間に渡り熱心な議論が交わされました。

1.下市木消防団車庫の建て替えにかかる1,500万円の損失について
これは、下の画像にあるように、老朽化した市木分団1班車庫を改築工事に関し発生した問題で、
町執行部から時系列的に経緯を説明する資料が示されました。



(Google mapストリートビューより)
資料1.を抜粋すると、
令和6年9月2日に業者と設計監理業務委託契約を締結。
令和7年1月21日に改築工事請負契約を2915万円で締結した。
しかし同27日に隣接地土地所有者の代理人から消防車庫敷地はうちの土地などの主張があった。
町では昭和57年に売買があり、敷地全体が町の土地になっていることなどを伝えた。
一方車庫のある土地の固定資産税が隣接地所有者に誤課税されていたことも確認された。
車庫建設には隣接に立ち入る必要があったが、隣接土地所有者側が許可をせず交渉も平行線。
令和7年12月5日に工事請負契約の中止と、老朽化した車庫の取り壊しのみの随意契約を町議会全員協議会で報告した。
という流れですが、
12月の全員協議会では、工事契約中止や、車庫の取り壊しのみの随意契約をするとの説明を受けた際にも、
工事請負契約中止にあたって地質調査や設計費、人件費等の清算金で約1547万円を支払う必要がある事の説明は受けておらず、
今回の全協で初めて、詳しく説明を受け、この清算金は 「当然ながら契約に基づく支払い義務のある経費」とばかり強調しました。
この説明に対し、議員からは対応の遅れや判断の甘さを指摘する声が相次ぎ
隣接地所有者側が強硬な姿勢を示していたにもかかわらず法的手段を検討しなかった点について、
なぜ裁判などに踏み切らなかったのかと厳しく追及する意見もありましたが、
大畑町長は相手の理解を得ることを優先し丁寧な説明を続けたと繰り返すばかり。
この答弁に対し、わたしから、資料によると令和7年1月27日に問題が発生していながら、
5月19日に隣接地土地所有者から、双方の意見が全く変わっていない状況なので改めて話し合いの場を持ちたい。
その際は、上の立場の方の同席もお願いしたい。との話しがあって、
初めて6月11日に大畑町長が隣接地土地所有者の方と面談しており、大畑町長は丁寧な説明を続けたと言うが、
町が「誤課税する」という大きなミスをしながら、相手方への謝罪や説明は担当課に任せっぱなしで、話がこじれて、
更に相手の方から「上の方と同席もお願いしたい」と求められて初めて大畑町長が面談する。という、
このような姿勢、対応の遅れが、話しがこじれた一番の原因ではないか!という事を指摘しました。
また、工事継続の見通しが不透明な中で前渡し金を支出した判断についても、行政判断の誤りが損失に繋がったのではないかとの指摘もありましたが、大畑町長は契約に基づき支出したことの説明を繰り返すだけでした。


(新たに結ばれた随意契約により消防車庫は解体され、更地になっています)
この問題については、不作為を含めた経緯の検証や再発防止策の徹底を求める必要があり、
今後も継続的に議論される問題であります。
2.志原地区津波避難タワーについて
この問題については、町が8年度当初予算に計上した用地購入費1000万円に関し、まったく議会への説明もないまま計上されたことについて、
髙岡議長が宇城副議長と交代して、1議員として反対討論をおこない、更にわたしと磯崎議員が反対討論、
これに対し、南議員、池上議員、野地本議員が賛成討論をおこなって、
採決の結果否決された(反対5:髙岡・磯崎・松本・安田・山本、賛成4:端地・野地本・南・池上)件について、
改めて大畑町長・執行部から説明を受けるというものです。
大畑町長・担当課からは、志原地区の地元説明会で、地区の方から「タワーは線路より山側でもよい。
場所は町長に一任する」との声があったことや、町内既存のタワーと同規模の整備には500m²以上の面積が必要な事などを理由に
以下の場所1ヶ所のみが、駅前付近の候補地として初めて正式に示され、
当初予算案で用地費に計上していた1000万円は、志原の公示地価1万9,300円から算出したものだと説明がありました。


(大畑町長が示した候補地)
大畑町長が正式に提示したのは今回が初めてでしたが、
この場所については、3月議会一般質問で髙岡議長が、議会になんの説明もないまま用地購入費1千万円が予算計上されているが、
大畑町長は既にこの場所を建設地として決め、地権者と具体的な話しを進めている事を指摘していた場所でした。
候補地が1ヶ所のみ提示されたことに対し、池上議員から、これまで複数候補としていた説明と整合しないとの疑問の意見が出されましたが、
大畑町長は決定ではなくあくまで候補と強調し、まずは候補地を示し住民の理解を得たいと述べました。
大畑町長からは、この候補地を選定した時は、線路よりも海側の住民の方も「津波避難路」として線路横断が可能であるとことも選定理由だったが、
今年4月にJR東海から線路横断箇所の完全封鎖方針が示されたことも説明され、避難経路の前提が変化したことも明らかになりました。





(今年度中に完全封鎖される「避難経路」であるはずの線路)
この説明に対し、議員側からは、候補地を再検討する必要性や、
地震の専門家を交えた第3者委員会を設置し意見をもらう事の必要性が意見されました。
私からは、避難路として線路を横断できないことが明らかとなり、町長が示した候補地は適切でないことが明らかとなった。
敷地面積については、下市木の既存の円筒形の避難タワーを前提に500㎡以上が必要と言うが、
紀宝町に新たに建設された2基の避難タワーは円筒形のものではない鉄骨式のもので、
鵜殿の主婦の店近くに建ったものは敷地面積も決して広くないことを話し、
円筒形にこだわる必要はなく、JRよりも海側の方も含め、一番避難しやすい場所に建設するのが一番重要であることを意見しました。
⬇️紀宝町に新たに建設された3、4基目の鉄骨式津波避難タワー(町長が想定する円筒形よりも敷地面積も狭く、建設費も安く済みます)



(↥紀宝町井田に建設された津波避難タワー4号基)


(↥紀宝町鵜殿に建設された津波避難タワー)
⬇️紀宝町井田にできた4基目の避難タワー🌊🗼🏃♂️💨を報じるNHKニュース
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-3070017968
避難タワー候補地についてもう1点指摘されている
候補地の土地所有者と大畑町長の関係性や住民の転居に関する発言をめぐる透明性の疑念について
大畑町長は「土地所有者と親族関係や利害関係は一切ない」と否定した上で、
円筒形のタワーにこだわることなく、鉄骨式を建てることも考えに入れ、候補地を再検討する事、必要であれば専門家の意見も聞くことも答弁し、それらを含め、住民説明会を改めて開催する。と述べました。
このまま幕を閉じるかと思われた全員協議会でしたが•••
その他の事項に入ると、議会運営のあり方に関し
まず、南議員から今回の全員協議会の開催手法などに疑問を呈する意見が述べられました。が、
この「全員協議会」を開催することについては、4月2日に開催した「議員協議会」で話しあわれた上で開催を決定したもので、
その際には南議員からまったく異論はなく、全員一致で決定した事であり、何を今になって言うのか?とびっくりする発言であり、
議長からも議員協議会で協議して決定したことです。と述べられました。
そして、更に大畑町長から「議会制民主主義の根幹を揺るがす」ような、
「議会制民主主義を無視する」ような驚きの発言が(*_*)
議長の立ち位置をすごく疑問に思っている。公平に仕切るのが基本。
3月議会では予算審議で副議長と交代して「反対討論」をおこない、
討論をおこなったら議長席に戻るかと思いきや、採決にまで加わり反対した。
議長の対応の仕方を議会の中で真摯に議論していただき議長としての采配を保っていただければと、
高岡議長の議会運営に対し異例の苦言を呈したのでした。
これに対し髙岡議長はルールに基づいてやっているので、それを逸脱したなら「すみませんと言いますが」
ルールの中でやっている以上そういうことを言われることはないと反論。
磯崎議員は、議長にも意見の表明権がある。議長である前に一議員。
今の発言は町長としてあるまじきことで許されない。と町長の発言に強い懸念を示し
私からも、「御浜町議会会議規則」に則り、そのルールに準じておこった事で、その規則では、
(議長の発言、討論)
「議長が議員として発言しようとするときは、議長席を辞し、発言が終わった後議長席に復さなければならない。
ただし、討論をしたときは、その議題の表決が終わるまで、議長席に復することができない。」
また、議長が席を降りて「議員」として討論に参加した場合、その議題に関しては議長としての裁決権(可否同数の場合の決定権)ではなく、
議員としての表決権を行使することになるとされ
(表決)
「議長が前条の規定により討論をしたときは、議員として表決に加わる。」と明確に記されています。
このように「会議規則」で明確に「議長席に復することはできない」と記されているにも関わらず、
大畑町長が「反対討論をおこなったら議長席に戻るかと思いきや、採決にまで加わり反対した。」と述べるのは、
議案が否決されたことに対する「腹いせ」と言わざるを得ず
議会制民主主義を無視した「独裁政治か!!」
とさえ言わざるを得ない異常な暴言であったと思います。
このような大畑町長からの異例の発言に関し、新聞社さん記事等では、
「車の両輪と言われる執行部と議会に生じた歪みが目立つ全員協議会となった。と記されています。
3月議会での当初予算案否決に端を発した今回の全員協議会
記事に書かれた「歪み」の構図となったのは確かなことですが、議会が、議員が
そのような事を望んで、好んでやっている訳ではなく、
議会の最大の役目である「行政のチェック機関」としての役割
「町民の代表として、町長が行う仕事や税金の使い道に間違いがないか、厳しく監視し、正すこと」
監視: 予算が正しく使われているか、不正や無駄がないかを確認する。
抑制: 権力の独走を防ぐため、重要な方針に「待った」をかける。
改善: 住民の声を反映し、より良い行政運営を求める。
このことを果たす上で、なんの事前説明もないまま1千万円もの予算案がいきなり計上されたことや、
一般質問に対しても相手のプライバシー保護を理由に、「先の全員協議会で説明した通り」と繰り返し、
実質的な「答弁拒否」をおこなったこと等
議会が「行政のチェック機関」としての役割を果たす上では、
あまりにも「隠蔽体質」である現大畑町政側に原因があることで、
今後このような歪みが目立つ、対立の構図とならないよう
大畑町長には、今回の事を真摯に受け止め、改善していただけることを切に願うばかりであります。
特に志原地区津波避難タワー建設については、4月20日発生した最大震度5強の三陸沖地震では、
北海道・東北地方の広い範囲に津波警報が発令され、改めて津波に対する対策、避難タワーの重要性が
再認識され、一日も早い建設が望まれます。
早急に、そして最大の効果を発揮できる適切な場所が選定され、建設に取りかかられることを願うばかりであります。
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