石川 つばさ ブログ
「無駄な仕事」というキーワードには、アレルギーを感じる人も多いと思います。
2024/9/19
「無駄な仕事」というキーワードには、アレルギーを感じる人も多いと思います。特に労働運動に携わる人なら尚更ですし、私自身も一瞬身構えてしまうのが本音です。キーワードでフィルターをかけてしまうとそこで終わってしまうのですが、文脈全体を見通すと印象も変わります。
最近、田内学さんの書物を読んでいて腹落ちするというか、言わんとすることがスッと入ってくる感覚があります。前提として、労働というものを重要視しつつも、伝統的な労働運動が培ってきた切り口とは違った視点から問題提起されています。共感する部分が多いのに、今まであまり接したことのない切り口のように思えます。
同氏の著書はベストセラーになっています。それだけ多くの人に受け入れられているわけですが、それはある種、時代の要請のように思えます。露骨に新自由主義が強まった00年代以降の空気が一巡し、「次」の方向が定まらない中でこうした書が受け入れられたのだとすれば、時代の変化を感じます。
この秋には東海地区で田内さんの講演があるとのことで、もし席が取れればぜひ会場に足を運び、お話を聞いてみたいと思います。