2024/3/7
昨日は、第3回の「#田中角栄研究会」を開催し、社会部でロッキード事件を取材した後、政治部で晩年の田中角栄元首相に密着取材した田中良紹氏を講師にお招きしました。
田中首相の魅力は、生活者リアリズムに根差した大学出のエリートからは出てこないような大胆な発想だと言います。
例えば、角栄さんは「自分が今、政治家であるのは小学校の先生がプルタークの英雄伝の話をしてくれたからだ。小学校の先生が大切だ。小学校の教師が退職して初めて海外旅行するなんてことはダメで、若い教師が公費で海外で勉強できるしくみをつくるべきだ。」とか「東京で地震が起こったら避難したり仮設住宅を建てるスペースがない。23区に一つずつゴルフ場を整備して、普段は年金生活者でも安くゴルフを楽しめるようにして、災害の時に活用できるようにしておく、そのためには税制を変える必要がある。」と一見突飛に見えるような大胆な発想をよく語っていたそうです。
それを聞いて、田中角栄氏の28歳の初出馬の伝説の演説を思い出しました。
「新潟と群馬の先にある三国峠を切り崩してしまう。そうすれば、日本海の季節風は太平洋側に抜けて、越後に雪は降らなくなる。みんなが大雪に苦しむことはなくなるのであります!」
大風呂敷ですが、そこには豪雪地帯に生きる生活者のリアリズムが宿っており、その大胆な発想が、やがて「日本列島改造」という構想に結実するのです。



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