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野党6党で45分は限界!?党首討論から見える一強多弱の構図とルール改革の必要性【今野忍記者×山本期日前氏】

2026/5/21

選挙ドットコム編集部

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5月20日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、MCの選挙芸人・山本期日前氏と、政治ジャーナリストの今野忍記者が激論を展開!直近で開催された与野党の「党首討論」をテーマに、持ち時間わずか45分を6政党で配分する現状の課題や、各党首の駆け引き、そして話題になった「カテキョ発言」の裏側に迫ります。

MC期日前氏:お疲れ様です!

今野記者:お疲れ様です。その「破壊力のある笑顔」ってどうしたの?

MC期日前氏:いやいやいや、小川淳也さんじゃないです。なかったでしょ?「破壊力のある笑顔」

今野記者ちょっと使ってみたかった。「破壊力のある笑顔」って凄くない?

MC期日前氏:これからみんなワイプやりづらくなります。

今野記者:どういうことかな?笑顔がすごい印象的ってことか。あの文脈の前後を察するに、決してマイナス(の意味)では言ってないよね。

MC期日前氏:そうですね。笑いを取ろうとしてた感じもありましたもんね。

今野記者:「小川淳也ワールド」だね。いまいちわからないじゃん。高市総理のリアクションも微妙じゃん。褒められたのか貶されたのかよくわからないみたいな。

MC期日前氏:どっちにも取れるような内容でしたよね。でも僕、小川さんの党首討論を全部見たんですけど(持ち時間が)10分だったじゃないですか。あんな短く喋れんだと思いました。

今野記者:やればできるじゃんってこと?

MC期日前氏:質問される側の高市さんが長めに喋って時間なくなってしまうみたいなパターンが普通ですけど、(質問する側の)小川さんが長くなってしまったら、そもそも時間がなくなってしまうという懸念がありましたよね。

今野記者:そう、だってそもそも時間がないじゃん。6党も出ちゃダメだよ。党首討論には衆議院・参議院のいずれかで10人以上いる政党の代表が出られます。野党の持ち時間は45分。石破内閣の時に1回、80分にしたことがあるんだよね。だから拡大すればいいんだけど、高市さんはそんな好きじゃないんだろうな。だから45分のままやって、10人以上の政党は今6党あるとこうなります。

MC期日前氏:だから共産党が出れないんですよね。

今野記者:でもさ、6党も出て45分だから一番長い(国民民主党の)玉木(雄一郎)さんで12分だよ。前回の党首討論は少数与党だったこともあり、立憲民主党の野田(佳彦)さんは28分ぐらいあった。だから半分以上、3分の2は野田さんが1人でやった。「そんなことよりも政治改革やりましょう」とかあったよね。28分ぐらいやると多少の見せ場が出てくるよな。(今回の各党持ち時間は)12分、10分、もうあと1桁台だもんね。野球で例えると、先発ピッチャー打たれた後の投手リレーみたいになってるよな。

(中略)だから別に中道・立憲・公明を一本にしたっていいんですよ。国対とかで話し合って、野党間で時間は融通し合えるんです。例えば、立憲民主党が出なくても「この9分を中道改革連合の小川さんに預けます」と言えば9分が無くなるわけじゃない。だって中道と立憲・公明は一応合流する予定なんでしょ?僕はしないと思ってるけど。だから、もうこの時点でしないじゃん。

MC期日前氏:譲らないっていう。

今野記者:だってやれば10分+9分+5分で24分になるから、ほぼ前の野田さんぐらい出ることになる。玉木さんの倍になるじゃん。小川さんの話が長いか長くないかはさておきも、そこそこの討論にはなるよね。昔の民主党の海江田万里代表の時はやったんだよ。小沢(一郎)さんは持ち時間をあげたりしてた。

MC期日前氏:もし自分たちが質疑しませんとなった場合、全部の政党に分配されるわけじゃなくて、この政党に譲りますっていう話し合いができるんですね。

今野記者:党首討論はそもそもが、二大政党制を前提にイギリスでやってる制度。イギリスも先日の統一地方選でリフォームUKが躍進して二大政党制じゃなくなったけど、これをやる頃はイギリスといえば保守党と労働党という二大政党で、政権交代を15年に1回ぐらいしていました。

だからイギリスの議会政治に憧れて作ったみたいなとこあるんですよ。イギリスだと週に1回、「クエスチョンタイム」といって向かい合ってやるんですよ。

MC期日前氏:たまに切り抜かれて、話題になってますよね。

今野記者:あれに憧れてやってみたものの、(日本では)多くても年に1回か2回だよね。野党が6党も出て、一強多弱になってる証左だよね。双方向のやり取りって意味では、立憲民主党の水岡(俊一)さんは討論じゃなく質疑になっていた。だから、予算委員会の質疑と党首討論の区別がついてないんだと思う。ご評価してくださいとか言ってんじゃん。評価とかどうでもいいから討論しろよと思ったけどね。

MC期日前氏:選挙の時の討論会みたいな感じですよね。

今野記者:そう、そう。まさにおっしゃる通り、あの感じでやればいいのに、ちょっと申し訳ないけど、水岡さんが一番ひどかったな。

MC期日前氏:喋ってる時間も結構長めでしたよね。

今野記者:「次の質問に参ります」って言ったんだよ。だからもう、この時点で完全に党首討論と予算委員会の違いを認識した方がいいよね。「ご見解を伺います」とかさ、もう言葉に出てんだよ。もはや党首討論に自分が出てるっていう認識が多分なかったと思う。

一番討論っぽくなっていたのは、意外に3分の(チームみらいの)安野(貴博)さんじゃない?

MC期日前氏:ああ~!最後に三つ聞きますみたいに、たたみかけてましたよね。

今野記者:昨日夜、安野さんからLINEが来て「やっぱAIっすかね」っていってた。

MC期日前氏:LINEが既読スルーされてるっていうお話もありましたけど。

今野記者:いや既読もされてなくて、夜中になってから来たよ。でも3分間に何を聞くか気になるじゃん。「何聞くんですか?」ってLINEしたら、「やっぱAIしかないと思います」と。

MC期日前氏:まずシンガポールの外相とかの例を出して、AIが大事だっていう部分プラス、ご自身でもっと使っていくべきだと。話題になったのが、なんなら自分がカテキョに行きますと。

今野記者:カテキョって言ってたよね。「家庭教師」のことでしょ?現代っ子だよね。

MC期日前氏:どう言ったらニュースになるのか多分考えてましたよね。

今野記者:絶対切り抜かれるもんね。だって今日のこの45分で1番目立ったの、安野さんのカテキョじゃん。

MC期日前氏:僕もそう思います。高市さんも「ぜひお願いします」って言ってました。

今野記者:本当にやるのかな?公開でやってほしい。安野さんの家庭教師は見てみたいよね。

MC期日前氏:高市さんの家庭教師ってことは、実質与党みたいな。

今野記者:まあ、事実上「俺を入閣させろ」と受け取れなくもない(笑)。安野さんは割と天然キャラだから、そんなに深い意味はなくて、言ってみたもののって感じじゃないの?

MC期日前氏:最初の1分から、前半は安野さんが主張したい内容を話して、最後に答えるポイントを三つ提示して。

今野記者:さっき水岡さんのことだけちょっと厳しく言っちゃったけど、水岡さんも気の毒なのは9分しかない。基本的な認識として、これはもうやめて改革した方がいいよね。45分で6党で、党首討論なんか成り立たないんだから。ルールを改正して、もう思い切って長くするとか。僕が常々言ってるのは「イギリス型」。予算委員会とか各種委員会はもう総理出席しなくていいです。その代わり、週に1回、毎週水曜日2時間、党首討論を行う。

MC期日前氏:それがいいっすよね。

今野記者:総理も負担にはなるかもしんないけど、週に1回で時間も決まっていればそれを見越して他の日程を組めるじゃん。外交行く時はちょっとお休みするとかさ。

MC期日前氏:そっか。だからイギリスだと他の時は出なくていい。

今野記者:そう、そう。その代わり、週1回必ず党首討論を夕方か夜にやって、テレビでも国民が見れる状態にした方がいいよ。だって予算委員会は、閣議でサインした所管大臣がいるんだからさ、所管大臣に聞かせりゃいいじゃん。外交と安全保障について、総理に聞きたいことを党首討論でやればいいんだからさ。

MC期日前氏:週1にして毎週聞けるようにしてたら、確かに政党として本当に聞きたい内容を凝縮して聞けますもんね。

今野記者:朝の9時から夜5時まで8時間も総理を拘束すると他の仕事が一切できなくなっちゃうから。予算委員会も、1回か2回ぐらい出てもいいような気がするけど、あとは別に。その代わり、毎週党首討論をやればいいんじゃないの?

そうしたら野党も磨かれるじゃん。「野党は批判だけだ」とか色々言われちゃうけど、やっぱり2時間党首討論やれって言われたら1人40分。まあ、2時間じゃなくても1時間半でもいいんですけど。ただ6党も出ないで、毎週やれば1~2党ずつとかでもいいじゃん。

MC期日前氏:月1回は回ってくるようにすると。

今野記者:そうしたら、みんな見せ場も回るからさ。

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