熱狂なき日経平均6万円はなぜ起きた?経済アナリスト・馬渕磨理子氏に聞く今後の日本経済

2026/05/19

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選挙ドットコム編集部

2026年4月25日に公開された「選挙ドットコムちゃんねる」では、経済アナリストの馬渕磨理子氏をゲストにお迎えし、今後の日本経済について解説していただきました。MCの産経新聞編集長・ 水内茂幸記者 が「熱狂なき日経平均6万円」 のカラクリを深堀します。

MC水内記者:中東情勢が日本経済に与える影響というテーマですが……まずね、株価ですよ。(動画収録日の)今日4月23日、日経平均が6万円を超えました。僕は驚きました。6万円ってすごいですよね。

馬渕氏:そうですね。でも、去年の年末から今年の年始にかけて多くの皆さんが1年間の株価の見通しの予想を出すんですよね。それで6万円という水準を出している方は多かったので、年内につけるだろうとは思っていました。

MC水内記者:なるほど。

馬渕氏:イラン情勢が混沌としている中で6万円というのは、驚きを持つ人もいると思います。個人的には原油価格や株価の動きを見ていると、このイラン情勢でもそんなにおかしくはないかなと。ただ、「熱狂なき6万円」ですね。

MC水内記者:経済が盛り上がっているなとか、湧きかえっているなという感じがあまりないですよね。

馬渕氏:そうなんですよね。実は日経平均を構成している銘柄って、多くが半導体なんですね。それで、半導体の株価が好調ゆえに日経平均が上がっているというのが実情で、他の銘柄は下がっています。

全体を見ると、そんなに株価上がってるわけじゃないんですけど、半導体銘柄がすごく好調なので、一部だけが熱狂している。見渡すと、まあ「熱狂なき、過熱感なき6万円」ということなんです。

MC水内記者:ごく一部のものだけなわけですね。

馬渕氏:日経平均は1銘柄で4万円つけるような、株価の高い銘柄の影響を強く受けます。半導体の銘柄たちは株価が高いので、すごく寄与度が高い。ほとんどが、東京エレクトロンとかアドバンテストのような銘柄に牽引されているという状況です。

MC水内記者:なるほど。つまり、日本経済全体の足腰が強くなってきたなっていう感じではないんですね。

馬渕氏:ないですね。ここで、日経平均とTOPIX(トピックス)とSOX(ソックス)指数と原油価格の動きを見ていただきたいのですが……

馬渕氏:黒いチャートが原油価格です。右軸を見ると、100ドルを超えてる時期がありましたが、直近下がってきています。

MC水内記者:そうですね、ホルムズ海峡開放だってアラグチ外相が言った時にすっと下がったけれども、革命防衛隊が「いや、違う」って言った時にビンとまた上がって。今は停戦がちょっと長引いているという状況で、マーケットは下落しています。

馬渕氏:今は停戦がちょっと長引いているという状況で、マーケットは下落しています。これをご覧いただくと、4月3日あたりから、原油価格が上がっていく中でも青色のチャートの日経平均が上がっていく局面があるんですよ。

金融市場は4月3日ぐらいから、トランプさんの言うことを信じなくなったと言いますか。まあ「TACO(タコ)」と言いますか。

本気で壊滅的にイランのエネルギー施設を攻撃することはできないだろうし、いずれ戦争終結に向かうだろうと、4月3日くらいから織り込み始めたんですよ。

MC水内記者:なるほど。

馬渕氏:それで、黄色のチャートはSOX指数といって、これは世界を代表する半導体30銘柄を構成しているものなのですが、青色の日経平均とほぼリンクしていますね。もう日経平均は「半導体指数」みたいになっているんです。

一方TOPIXというのは、ピンク色のチャートなんですが、日経225以外に1400社ぐらいを対象としています。これをご覧いただくと、黄色のSOX指数と乖離があるんですよね。

MC水内記者:線の方向性がちょっと違う、差が開いてることが結構多いですね。

馬渕氏:特にここ数日間、ピンク色のTOPIXが下がってきていますよね。こういう風にTOPIXと日経平均が乖離している時は、日本全体の様子をより示しているのはTOPIXの方だと言われています

なので、日経平均の6万円だけ見て、景気のよしあしは語れないですね。

MC水内記者:なるほど。逆にそうすると、イラン情勢に関連してナフサ不足とか、そういう不安みたいなものが少しずつ広がってきていると思うんですよ。最近講演で地方に行くことがあるんですけれども、あるお菓子メーカーの人の話を聞くと「プラスチックの容器がもうない」とか。

マンションの建設メーカーなんかは「バスタブがないから一旦ストップだ」とか、いろんなところに不安があって。このアメリカ・イランの戦争がいつまで続くのかっていう不安の方がじわじわと広がってきているような感じがしますね。このTOPIXを見ると、やっぱりそういうものを反映しているのかな。

馬渕氏:そうですね。やっぱり業界に影響は出てきていますよね。特に石油化学製品って幅広いところに関係しますから、ナフサの供給が滞っていたりするところに関しては、値上げや物が届かないってことは起きてますね。

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