2025年1月16日に公開されたYouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、新たな地域政党「再生の道」を立ち上げて今夏の都議選に挑むと表明した石丸伸二氏がゲストに迎えました。

その中で、、都議の仕事内容や報酬の実態を元都議のMC鈴木邦和が実体験をもとに解説しました。石丸氏が逆質問もあり、議員の仕事の課題や改善ポイントについても議論されました。

都議は高収入と言われるけど、その実態は?意外に知られていない都議の仕事内容も紹介!

【この記事のポイント】

  • 都議の仕事は議会、政策調査、地元活動など!
  • 支給額は年間2000万円!でも、自己負担も多く、手取りは……
  • 新年会は70件!でも、地元との意見交換には課題多く

都議会議員の仕事とは?元都議が明かすリアルな内訳!

まず、都議会議員の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?

2017~2021年に都議を1期務めたMC鈴木邦和が自身の任期1年目の年間仕事内容を時間ベースで集計したのが、以下の図です。

クリックすると拡大します

都議会議員の仕事には、年間90日程度開かれる都議会定例会(本会議や委員会)や公務としてのイベントへの出席などの「議会・公務」、議会での質問作成のための事前準備を含めた「政策調査」などがあります。MC鈴木の場合、時間の配分が多い順に「政策調査」23.8%、「メール・電話」17.7%、「党務・選挙」17.1%でした。

MC鈴木「都議会議員の仕事の内訳って公式なものはないんです。(中略)私の場合は政策調査の比重が他の人より多いかな」

都議会の定例会期間中に開かれる本会議や委員会では、東京都の予算や条例などに関する質疑、議決などが行われています。「政策調査」にはその事前準備も含まれており、MC鈴木は東京都の資料を読み込んだ上で、論文や専門家からの情報収集、海外都市の事例調査などをしていたといいます。

ここで、ゲストの石丸伸二氏が「鈴木さん的にしんどかったものはありますか?」と逆質問。これに対し、MC鈴木は以下のように応じました。

MC鈴木「党務・選挙や地元活動は自分のためであって、有権者のためになってないなと。有権者のためになる仕事をしなきゃいけないのに、ここ(議会・公務と政策調査)の割合が全体で見ると3割程度しかなかったっていうのがすごい辛かった」「日本の地方議員は本来、公務と政策調査だけである程度仕事を完結させて、それに議員報酬も絞るべきだと思っている

新年会が1カ月に70件!その課題は?

「地元活動」は地元の代表として選挙で選ばれた議員が地域や住民の声を聞くために必要な活動で、多くの時間が割かれる傾向があるのが実情です。ただし、その活動内容をつぶさにみていくと、ジレンマも抱えていたといいます。

その一例に挙がったのが新年会です。都議には多くの団体から招待があり、MC鈴木も当時は1カ月間で70件もの会合に出席し、1日に複数の会合をハシゴすることも珍しくなかったといいます。

そうすると、1つの会合に割ける時間が減り、会合で会うメンバーも重複しがちだといいます。新年会などの地元活動は有権者の声を十分に聞けないと指摘されています。

MC鈴木「有権者のためになって成果に繋がるんだったらいいんですけど、多くの議員を見ているとそうではないかな。やっぱり選挙に向けた顔見せっていう意味が強い」

政策に関する意見を地元住民から収集するためにMC鈴木が活用していたのが、月1回の頻度で開いていた「意見交換会」だといいます。こうした場で、地域課題に対応するための政策議論や進捗の共有を行っていたと言います。ただ、参加人数は1回当たり30人くらいで人口に比べるとごく一部にとどまっていたのが悩みだったといいます。

都議報酬のリアル!年収1000万円超えでも実際使えるのは……?

議員報酬は年間約1400万円。これとは別に、使途が人件費や広報活動の費用などに限られる「政務活動費」として年間600万円が支給されます。

一方で、支出としては選挙費用(800~1000万円程度が相場)や政治活動費(年間100~300万円)があります。選挙にかかる費用としてはポスターやチラシ作成などの広報費用が半分くらいを占めるほか、事務所や選挙カーの費用などがあります。選挙期間中に使用するポスターやビラは公費で賄えるものの、選挙前の準備段階を含めると相当額が必要になります。

MC鈴木「東京の場合は(事務所費が)エグいですね。事務所費だけで(選挙の準備期間を含めて)500万円くらいふっとんだと思います(苦笑)」

単純計算で支給額は2000万円に上りますが、ここから政治活動や選挙にかかる費用を払うと議員個人の負担が大きいのが実態です。実際の「手取り」は年間900~1100万円程度になるとの試算を示します。

さらに、都議としての稼働時間数は年間3000時間を超えていた、「ハードワーク」だったといいます。

MC鈴木は「正直、お金だけを求めるんだったら、都議会議員はお勧めしないです」と言い切り、年収以上の目的意識や課題意識が求められることを示唆しました。

動画本編はこちら!

選挙ドットコムちゃんねるは毎週火曜日から日曜日に公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!


有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?

選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。

有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。

ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?

情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。


政治家限定!
選挙の最新情報をLINEで配信中

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

関連記事

東京都知事選挙立候補者・七海ひろこ氏政策アンケート回答 最も強く主張するのは「東京大減税」

2020/06/30

辺野古沖転覆事故は沖縄県知事選にどう影響する?石戸諭氏が解説する「オール沖縄」の現状と特有の政治文化

2026/04/24

連立与党から裏切り者が!?ついに黒幕が明らかになる『民王』第7話は今晩放送

2015/09/11

モバイルバージョンを終了