「総理の語る力が弱いなら、議員ひとりひとりが語れ」石破氏、岸田総理をバックアップ宣言?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2024/08/01

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2024年7月20日に公開された動画のテーマは「岸田総理 どう評価?」

ゲストは8か月ぶりに登場した自由民主党・石破茂衆議院議員。総理の座を争ったものの、岸田総理とは定期的に会食する仲でもあります。石破氏は今、岸田政権をどう捉えるか?産経新聞の水内茂幸記者と編集長の鈴木邦和がロックオンしました。

【このトピックのポイント】

  • 自民党が苦しかったあの頃の石破氏は……
  • 岸田さんの「聞く力」と「語る力」
  • 総理批判の前に、ひとりひとりが言葉を尽くそう

石破氏は67歳。鳥取県出身、銀行勤務を経て1986年に衆議院議員で初当選後、12回の当選を重ねています。

2012年総裁選に出馬した頃、石破陣営を担当したことから幹事長時代にかけて、石破氏の番記者を務めた水内氏。10年以上の付き合いがあるという水内氏は「こんな日が来るとは思わなかった」と柔らかな笑顔で語ります。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして石破氏に回答していただきました。

石破氏、自民党が苦しかった頃の幹事長経験を振り返る

「総裁選の時には、一緒に秋葉原のネットカフェに視察に行ってみたり、年末に鳥取へ訪問したり、総裁選の演説で全国を一緒に回ったり。党本部からキャンピングカーで選挙応援に行くとかいったこともありましたよね」と、にこにこと思い出を語る水内氏に対し、石破氏はちょっぴり斜にかまえたご様子です。

石破茂氏「産経新聞はねえ、なかなか、なんの恨みがあるのか……」

MC鈴木邦和「石破さんに厳しかったんですか?」

石破氏「だってさあ、産経新聞の憲法改正草案は私が言ったことをそのまま書いているんだよ。おかしいなあ」

水内氏「とくに9条の話をストロングサポートしないんだってお叱りを」

石破氏「俺はいまでもそう思う」

長い付き合いを経て軽妙なやり取りを繰り広げる2人ですが、水内氏がいちばん印象に残っていると語るのは、やはり石破幹事長時代。

自民党が厳しい野党時代を過ごした後に、苦しい中から勝ち取った政権再奪還の時代だったと振り返ります。

水内茂幸氏「自民党は、この時味わった教訓を忘れてるんじゃないかって気もします。かつてないほど苦しかったその時より、今、苦しくなっているんじゃないかという感じがあります」

「38年もやっていればいろんなことがあります。順風満帆、追い風100メートルみたいな時ばかりじゃないですからね」と語る石破氏。

石破氏「内閣支持率1桁、議席数3分の1などの時代もありましたもん。でも今の自民党の議員さんは、政権奪還して自民党はどうだ、すごいだろう、野党はひどいだろうみたいな選挙しかやってきていない人が増えてしまったのでね……」

石破氏は「日本のために、自民党がもう一回信頼される政党にならないとまずいねえとは思っていますけれどね」とコメントします。

本日のテーマ:同い年の岸田総理、どう評価する?

最初からなかなかディープなテーマに「おおぅ」とうなる石破氏。

かつて総裁選を争った岸田総理と石破氏は、同じ昭和32年生まれ。ライバルでもありながら、同じ年の岸田総理とは、中谷元衆院議員、石原伸晃元衆院議員の4人でお誕生日会を開く間柄だと語ります。

石破氏「なんか理屈をつけるんだよね。なかなか最近やってないんですけどね」

石破氏と岸田総理との関係性がつかめたところで、本題に切り込みます。

水内氏「岸田総理、いま、支持率もすごく落ちて苦しい極みだと思うんですよね。総裁選ばかりが気にされるところがありますが、3年3か月の実績はどう思われますか?」

議員生活38年の中で、延べ19人の総理大臣を間近で見てきたという石破氏は、総理大臣を日本で一番大事な仕事と語ります。

石破氏「大臣というのはね、総理どうしましょうかって最後は相談できます。総理はね、最後は誰にも相談できない」

福田康夫元総理大臣が何度も語ったという「総理大臣になると誰も本当のことを言ってくれないんだよ」という言葉も添え、3年務めたことを評価しました。

石破氏は、「岸田政権は、安倍総理の頃にできなかったこともやってきた」と評価しますが、世間でも問われていることを問いかけ、それらが伝わっていないと示します。

  • 「新しい資本主義」って何だったんだろう
  • 「新しい安全保障」は今までと何がどう違ったのだろうか
  • 「(異次元の)少子化対策」は何だったんだろう

石破氏「総理が一生懸命やっておられても、真意は、何だったんだろうね、というところが、今ひとつ国民に伝わっていないところがあって。それを我々お支えするものが、一生懸命伝えていかなければいけないことなんですね」

水内氏「岸田総理は、防衛費を増やし、反撃能力の向上を決断した反面、党内調整は少し苦手なのかなと思うんですけど」

石破氏は、「4人の会でも岸田さんはずっと聞き役に回っている」と、岸田総理には聞く力があると説明します。

石破氏「あとは『語る力』ね」

石破氏は、政策の要点や目的を国民に語ることができていないと示唆しながらも、「もし岸田さんが(説明することが)やや苦手であるならば、支えている我々が総理に代わって言わなければ言わなければならないのであって、なんでもかんでも岸田さんが悪いんだみたいなのは私はフェアだと思わない」と説明します。

水内氏「岸田さんというだけで忌避反応を示す人がいる。党内にはそれを嫌って9月の総裁選を考える人がいると思うんです」

水内氏「先生のお答えを聞く前に僕が1個だけ言うと、その視点もわかるんだけど、自民党の議員たちも一国一城の主だから、まずは自分たちで説明して、選挙のことを考えたら強くなれよって考えるんだけど」

石破氏は、1990年2月の消費税導入の是非を問う解散総選挙の時のエピソードを語ります。

竹下登総理が「これはやる。反対が多いなら自分が街頭に出て説明する」と宣言して導入した消費税ですが、参院選で野党が過半数を獲得し自民党の支持率が1桁まで下がる状況でした。

そして、海部俊樹内閣で消費税導入の是非を再び争点にした解散総選挙でしたが……。

石破氏「逆風は強かったけれど、何のために消費税が必要だったか、中選挙区だった私は鳥取県で一生懸命説明した。初めてのトップ当選だった」

その時の経験から得たものとして、石破氏は総理に頼るだけでなく、政治家ひとりひとりの説明があって初めて国民に届くのだと説きます。

石破氏「総理がこんなこと言ってるから助からないぜ、じゃなくて、政策に賛成するなら、共鳴するなら、法律案で賛成票を投じたんだったら一生懸命自分も説明しなきゃと私は思うんですよね」

石破氏は「自分たちも努力しなきゃっていうのが、私たちが先輩たちから教わってきたことですよね」と、総理批判に釘を刺します。

「総理が」の前に自分たちは何をしている?どう変えていくか、語るべき

ここで、水内氏が「岸田下ろし」の是非に踏み込みます。

石破氏は「……まず自分たちが、岸田総理のというより、我が政権与党の政策をどれだけ説明しましたかね、というのがある」と、重ねてひとりひとりの説明責任を説きます。

石破氏「党の支持率も下がっている、内閣支持率も下がっている。やはり政治とカネ、いわゆる裏金問題もあるので。どう説明しますか、ごめんなさい、すみませんと平にお詫びすることもあるけれど、どう変えていきますかということね。逃げずに説明するってことは大事ですよね」

MC鈴木邦和「石破さんのお話を伺っていると、まるで自民党の1期生になった気持ちになります」

石破氏は「私たちもそうやって教わってきましたもん」と涼しい顔で、国会対策委員会で渡部恒三元衆院議員など「国対のプロ」に言われた言葉をしみじみと語ります。

石破氏「とにかく我々がお願いして法律を審議してもらうんだ。我々がお願いして予算案を審議してもらうんだ。とにかくこちらは頭を下げてお願いしますと。賛成してもらうのは無理でも、納得してもらえと教わりましたよ。先輩の教えというのを伝承していくのも我々の務め」

最後に、石破氏を幹事長に再びという噂の真偽に関しては「仮定の質問には答えられない」と受け流す石破氏。

石破氏「幹事長を受けたら石破も終わりだとかね(笑)石破さんいい人だから、人から言われたら断らないんじゃないの、自民党が危機の時は逃げない人だよね、といわれますが……言われてもいないことにはお答えしません(苦笑)」

石破氏をお迎えした回はまだまだ続きます!

動画本編はこちら!

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