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2024年6月20日に公開された動画のテーマは、「東京都知事選挙告示!注目ポイントは?」。
ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、6月20日に告示された東京都知事選の注目ポイントについて語っていただきました。
【このトピックのポイント】
【編集部おことわり:番組収録は東京都知事選告示前の6月17日(月)に行われました。予めご了承ください。】
MC千葉佳織「今回、本当にたくさんの方の立候補が予想されています」
米重氏「定数はたった1なんですけどね……」
(選挙ポスター掲示板を)デジタルサイネージにした方がいいんじゃないかという意見が説得力を増してきていると、苦笑していました。
MC千葉「今回は、まず全体感をお聞きしていきたいと思います。率直にどうお感じになっていますか」
米重氏は、有権者が1100万人以上いる都知事選を「日本最大の直接選挙」と言及。
また、「『我こそは!』という人が、必ずしも当選を目的にせずに、自分が訴えたいことを訴える場所として、都知事選をとらえている印象が強くあります」と語り「だから、多士済々のいろんな方がいる」とコメントしました。
MC千葉「今回、ズバリ争点は何なのでしょうか」
米重氏「今回の都知事選は現職が出ますので、小池都政の継続か転換か?これが最大の争点であることは間違いないと思います」
小池都知事は、どのように継続してもっと良くしていくのか?他の候補者は、転換するなら、何を良くして何を続けていくのかが問われている状況だと解説します。
3期目を目指している小池都知事について、MC千葉が「3期目の選挙の特徴」について質問。
米重氏は「中だるみして大変な選挙になる」と回答しました。
都知事選挙では、現職が再選出馬をして落ちたことはありません。
しかし「2期目が最高得票数なのは全員が共通していて、3期目は必ず落ち込む」と米重氏は解説しました。
米重氏「石原さんも大変な思いをされたという話もあり、2期目と比べるとラクな選挙じゃない。というのは定番です」
小池氏の場合は、どれくらいの得票差で当選するか、もしくは落選するのかが、見どころだと語りました。
今回は、YouTube動画やAIの活用など、SNSを駆使した候補者もいます。
米重氏は「消費者や生活者がメディアに対して使う時間が、この10年で大きく変わりました。その結果、選挙のあり方やメディアの露出も変わった」と解説します。
昔はテレビによく出ている人がとても知名度が高く、選挙も強かった時代もありました。
「そういう人は、寝てても選挙に当選するみたいな(笑)。東京都で言えば青島都知事がそういうパターン」とコメントしました。
この10年で参議院の全国比例などでは、ネット選挙で得票して当選する人も出て、政党要件を満たす政治団体も出てきました。
以前は、ネットは実態より大きく見えて実はそんなに票につながらないと言われていましたが、最近はそうではないと言えるでしょう。
では、今回の都知事選挙はどうなるのでしょうか?
まず、全国と比べると、東京都は特定の政党を支持しない無党派層のボリュームが大きく、年齢層がちょっと若いという特徴があります。政治参加で言うと、都知事選が盛り上がっていても「本当に選挙に行ってくれるのかなという難しさがある」と、米重氏は語りました。
また、23区とそれ以外でも異なる傾向があります。島しょ部では自民党が強く、西側では野党がとても強い地域があり、さらに西側は自民党に戻ったりと、地域性もあると解説しました。
MC千葉「今回の都知事選で、米重さんはどこに注目をしていますか?」
米重氏は、(収録日時点では)公約が出揃っていないので、「何を旗印にして戦うのか」に注目しているそうです。
また「私も都民ですから、自分の生活にどう影響してくるんだろうということは、興味がありますね」と述べていました。
MC千葉「たくさんの演説を現地で聞きたい」
現地では、どんな方が周りで聞いているか、どう応援されているかが垣間見えるそうです。
これからいろいろな情報が出てくる都知事選を、ぜひ注目していきましょう。
盛り上がっても投票率につながらない?!都知事選の注目ポイントを徹底解説!
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