選挙ドットコムが運営するボートマッチサービス「投票マッチング」。政策をわかりやすく比較し、投票先を決める手助けをしたいという思いから2021年にサービスを開始して以来、シンプルで使いやすいシステムが評価され、これまでの累計利用回数は約590万回(2024年8月現在)と日本最大規模のボートマッチに成長しました。本記事では、投票マッチングについての説明のほか、これまで実施した投票マッチングを紹介いたします。
投票マッチングは、選挙の争点となる設問に賛成から反対までの5つの選択肢から回答していくことで、どの政党や候補者と考えが近いのかを知ることができるというインターネット上のツールです。これまで衆議院選挙や参議院選挙だけでなく、知事選や市長選などの地方選挙でも実施し、日本全国の多くの有権者の方々の投票を手助けしてきました。
ボートマッチはオランダで誕生し、紙やフロッピーディスクを経て1990年代にインターネット上のツールとして公開されました。オランダでの利用数は増加傾向で、2023年の総選挙では910万回にのぼっています。オランダの有権者数が約1300万人であることを考えると、国民に深く浸透しているといえるでしょう。ほかにはドイツでも選挙の際に多くの有権者に利用されるなど、特にヨーロッパ各国では広くボートマッチが使われています。
選挙ドットコムは、選挙の情報をわかりやすく伝えることで有権者の投票を手助けし、投票率の向上につなげるという目標を掲げています。早ければ2024年にも行われる可能性のある次の衆議院選挙でも投票マッチングを実施し、多くの有権者の方々の投票をお手伝いしたいと考えておりますので、今後の投票マッチングにぜひご期待ください。
初めて投票マッチングを実施したのは2021年の衆議院選挙でした。複数の報道機関もボートマッチを実施していた中で投票マッチングは使いやすさが評価されたことで知名度を上げ、テレビなどのメディアで何度も取り上げられ大きく注目を集めたという理由などから、初めての実施にも関わらず約350万回と非常に多くの方に利用したいただくことができました。
国政選挙として2度目の実施となった2022年の参議院選挙でも、メディアによる紹介や利用者の口コミで広まるなど、約170万回利用される結果となりました。全国の有権者の投票を手助けしてきた投票マッチングは、名実ともに日本最大規模のボートマッチに成長したといえます。
全国で地方選挙が行われる統一地方選挙で投票マッチングを実施したほか、大きな選挙がない時期でも投票マッチングを活用いただくため、国会法案や過去の選挙での政党アンケートを基にした政党版もリリースしました。
国政選挙ではありませんが、全国的に地方選挙が一斉に行われる統一地方選挙にあわせ、国政政党による投票マッチングを実施。約30万回利用されました。
主な国会法案に対する各党の賛否や、過去の国政選挙でのアンケートをもとにした政党版の投票マッチング(政党マッチング)も実施しました。国会で審議され話題となった法案や、過去の国政選挙での政策の振り返りに役立つものになっております。大きな選挙がない時期でも投票マッチングを活用していただくため、今後も適宜実施していく予定です。
投票マッチングは国政政党だけではなく、知事選挙や市長選挙などで候補者とのマッチング度を測るものがあります。
過去に行われた知事選挙や市長選挙など、候補者とのマッチング度を算出する投票マッチングをご紹介します。
新聞社やテレビ局と選挙ドットコムが共同で実施した投票マッチングも多く、今後もさまざまな地方選挙で事例を増やしていく予定です。
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