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「熊本県知事選挙2024投票マッチング」利用者の結果を分析!最も重視された政策は?多く利用した年代は?(3月27日一部訂正)

2024/3/26

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

3月24日に投開票が行われた熊本県知事選挙では、任期満了に伴う新人4人の戦いを木村敬(きむら・たかし)氏が制しました。選挙ドットコムは西日本新聞と共同で、自分の考えがどの候補者に近いかを調べられる「熊本県知事選挙2024投票マッチング」を3月7日にリリースし、これまで2000人を超える方にご利用いただきました。

今回、選挙ドットコムは投票日翌日(3月25日)の午前10時までの利用状況を集計し、投票マッチング利用者の年代別の割合や、利用者が重視していた政策などを取りまとめ、結果を分析しました。

熊本県知事選挙の立候補者・結果一覧はコチラ>>

利用者の性別、年代別の割合は?

総利用回数は3月25日午前10時時点で5004回でした。

まず利用者の性別を調べてみると、男性が53.7%、女性が39.3%でした。「その他」が0.6%、「回答しない」を選択した人は6.4%でした(小数点第2位で四捨五入)。

利用者の年代は多い順に、30代が26.9%、40代が25.0%で、18~29歳が19.6%でした。

投票頻度については、「必ず投票に行っている」が71.5%と、いつも投票している層が多く利用していることがわかります。

利用者の投票頻度や居住する自治体は?

利用者のうち、熊本県内在住で投票権を持つ18歳以上の利用回数は4399回でした。

性別は男性が51.9%、女性が41.8%、その他は0.5%、「回答しない」が5.7%でした。年代別では多い順に30代が28.4%、40代が26.1%、18~29歳が19.8%でした。男性の方が女性を上回り、若年層を中心にご利用いただきました。

また、普段支持している政党を聞く設問で最も多かった回答は「支持する政党はない」で67.6%でした。支持政党別では、自由民主党が10.9%、国民民主党が4.8%、れいわ新選組が3.8%、立憲民主党が3.5%と続きました。立候補者に「推薦」を出した政党が自公のみだった同選挙では、無党派層だけでなく、支持政党があると回答した層にもご利用いただきました。

投票頻度は3択で尋ね、「必ず投票にいっている」が72.9%、「たまに投票にいく」が22.3%、投票に行っていない」は4.9%でした。

今回の投票マッチングもいつも投票に行っている比較的若い世代の無党派層に多く利用されたといえます。

利用者が重視していた政策は?どの候補者に多くマッチした?

今回の熊本県知事選挙2024投票マッチングは、全13問の設問分野から「重視する項目」を3つ選んでもらいました。

上位に入った項目をみてみましょう。トップは「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか」と政策の優先度を問う設問で、57.9%でした。

次いで、「以前から建設計画のある道路の整備より、懸念されているTSMC周辺の渋滞対策を優先すべきですか」(44.4%)、「既存の行政サービスの一部を縮小・廃止してでも財政健全化を進めていくべきですか」(37.6%)、「半導体関連企業の集積により、農地の工業用地への転換を進めるべきだとの意見に賛成ですか」(30.0%)と続きました。

2番目と4番目に、熊本県菊陽町に台湾の世界最大の半導体メーカー「TSMC」の工場が進出したことに関連する設問がランクインしました。

利用者がマッチした候補者の割合は、当選した木村氏が44.2%でトップ、次点の幸山政史氏が42.3%と僅差でした。毛利秀徳氏は8.9%、宮川一彦氏は4.6%でした。

人口減対策や渋滞対策に注目集まる!

最後にクロス集計の結果を紹介します。

県内在住の有権者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。1~5番目のうち「若者政策と高齢者政策」「財政健全化」「渋滞対策」「空港アクセス鉄道」の4問が共通しました。残り1問は、男性が「半導体関連企業の集積により、農地の工業用地への転換を進めるべきだとの意見に賛成ですか」(4位)が、女性は「県職員の管理職に占める女性の割合の目標を現在より高く設定して、積極的に登用すべきと思いますか」(4位)がそれぞれランクインしました。

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最も関心が高かった設問「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか」では、賛成(「賛成」と「やや賛成」)が76.7%で、反対(「反対」と「やや反対」)の7.3%を大きく上回りました。

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選挙後にもご注目!

投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、当選後に新たなリーダーが政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。

今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの熊本県政をみると新しい発見があるかもしれません。

参考記事:熊本県知事選挙2024の立候補者の政策比較表を公開!賛否が分かれたの渋滞対策?若者定住か高齢者福祉か?


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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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