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2024年2月13日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の長妻昭氏をお招きし、政権交代の青写真について語っていただきました。
立憲民主党単独政権の実現可能性とは?
【このトピックのポイント】
・次期衆院選では240人以上の候補擁立で単独過半数による政権交代を目指す
・政権交代のためには一騎打ちの構図に持ち込むことが重要
・日本衰退の原因とそれを変えたいという認識は野党で一致している。可能な選挙区で調整を進めたい
長妻氏のプロフィールは以下の通りです。
日経BP社での取材活動をきっかけに政治家を目指すようになった長妻氏。1995年の参院選、1996年の衆院選と立て続けに落選し、4年間の浪人生活を送りました。
事務所もなく貯蓄も減っていく一方の生活が続きましたが、「必ず国会議員になって国を変えられる」という確信があったとのこと。諦めるという選択肢はなかったようです。
「今考えるともう二度と同じことはできない」とコメントし、MC乙武洋匡を笑わせました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして長妻氏に回答していただきました。
年内の衆院解散について問うと、「あると見たほうがいい」と長妻氏。4月、6月、10月から11月の3つの可能性に言及しました。
政権交代に向けて、野党第一党である立憲はどのようなストーリーを描いているのでしょうか。
立憲単体で狙うのか、それとも他の政党と連携をしながら狙うのか。
MC乙武が問うと、長妻氏は泉健太代表が240人以上の候補者擁立を目標に掲げたことに触れ、「233以上議席を取れば単独で政権交代できるので、もちろんそれを目指す」と立憲単体での政権交代に意欲を見せました。
他党と連携を図る可能性についてはどのように考えているのでしょうか。
長妻氏は衆院選の選挙制度に言及。定数1の小選挙区制では自公は必ず候補を一本化するため、野党候補が乱立すれば、おのずと自民党に有利になります。
長妻氏「足し算すれば野党の方が多いのに、政治を変えてほしいという思いが強いのに、結局自民党がバカ勝ちする状況がこれまで続いてきたわけで」
この状況を変えるために、野党がすみわけを行い、少なくとも主要な選挙区で一騎打ちの構図に持ち込むことができれば、と長妻氏は語りました。
MC乙武「(実現のために)予備選を開くことも視野に入れられるものなんですかね?」
MC乙武の問いに対し、長妻氏は地域ごとの党員のばらつきや世論調査に入るバイアスなどを例に挙げ「そういう考えもあってもいいと思うが、実務的には難しい」とコメント。「いずれにしても一騎打ちの構図に持っていく調整はやる」と断言しました。
その枠組みの中に日本維新の会は想定されているのでしょうか。
長妻氏は維新側がそのことに消極的であることに触れる一方で、両党がこれまで国会では連携を重ねてきた点に言及。可能な選挙区で、政党を問わず野党全体で一騎打ちの構図に持ち込むことができれば、と語りました。
選挙協力を進めるうえで、政策の一致は非常に重要なポイントです。立憲の政調会長である長妻氏は、譲れない政策についてどのように考えているのでしょうか。
この問いに対し、長妻氏は格差・人権・多様性を軽んじる政治が日本衰退の原因であり、これを反転させるという点において野党の間ではほぼ一致しているのでは、とコメント。
また、選挙協力と連立を組むことは別の議論であるとし、「大きな方向性を見ながら選挙の調整ができれば」と締めくくりました。
立憲政調会長が語る単独での政権交代に向けたプランとは?
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