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2023年11月23日に公開された動画では、ゲストに「みんなでつくる党」党首の大津綾香氏をお招きし、最近話題の時事ネタや、ご自身の政策やイデオロギー、そして所属する2人の国会議員との折り合いについて、率直に語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・子役と建築デザイナー経験をもとに、あの時事ネタにヒトコト!
・右?左?上?下?!大津党首のイデオロギーや政策は?
・党所属の2人の国会議員との折り合いは?
大津 綾香党首のプロフィールは以下の通りです。
大津氏は、幼少期に池上彰氏の娘役として3年間出演していたNHKの“週刊こどもニュース”が、政治に興味を持つきっかけになったと語ります。
成長し、建築デザイナーの道へ進んだ大津氏が実際に政治家を志したのは、YouTube広告で政治家女子48党の公募を知ったのがきっかけ。女性だけの政治団体が初めてできたことに、関心を抱いたことから始まったそうです。
今回は以下の質問から、いくつかピックアップして大津氏に回答していただきました。
今回取り上げるネタは2つです。まずは旧ジャニーズに関するこちらから。
旧ジャニーズ事務所の問題については、「今までどうして沈黙してきたのか。社会や報道にも責任がある」と語る大津氏。自身の子役時代の経験をもとに、次のように語ります。
大津綾香氏「今でも、子役に対してグラビアみたいな撮影会があるんです。性的に子どもが搾取される環境が、芸能界にもあるのかなと。解決するすごく大きなきっかけになったと考えるならば、ジャニーズの問題が解決に向かうのはいいことだったなと思います」
そして、カウアン氏が発言するきっかけをもたらしたガーシー氏の果たした役割は大きいとしながら、声を上げた被害者が誹謗中傷を受けてしまう現状に触れ、「誹謗中傷を生むような方法で何かを暴露するというのは、私はどうなのかなと思います」とコメントします。
MC鈴木邦和「芸能界の問題というのは、まだまだ根が深い?」
大津氏は、根が深いと思うとしながら、今回ジャニーズがエージェント契約制の事務所になったことは、とても大きな進展だと着目。今まで事務所の圧力が大きかったのが、エージェント契約になることによって、タレントの自由などがある程度守られるようになると説明します。
一方、手のひらを返すようにジャニーズを出さなくなったNHKの責任については、国際調査で放送の自由度ランキングが一気に下がったところから解明したいと語ります。
もう1つは、関西万博に関するこちらの話です。
建築デザイナーでもある大津氏。関西万博のリングは「素敵だなあ、見てみたいなあと思う」としつつ、350億円という予算、イベントが終わったら壊すということに疑問を示します。「もはや誰のための万博かわからない」とコメントします。
建築物の中では「橋とかを見るのが好き」と語る大津氏。ライトアップされている様子や、橋によって強度が異なることを考えながら眺めるのが面白いとほほえみます。
みんなでつくる党では、基本政策と、党の指針となる綱領を設けて、ホームページ上で公表しています。
基本的には政治や政党、政治家に対する不信感を払拭したい、自分の党から透明化を目指します。そして、かつて党として行ってきてしまった「詐欺的行為や脅迫・強要等の撲滅」を深く反省し、苦しまれている方へ制度としてどのように寄り添っていけるかを真剣に考えていきたいと語ります。
裁判の開示請求は、時間もお金もかかるのに、突き止めても実費程度にしかならないとし、懲罰的な損害賠償請求を外国と同じように認めることが必要と考えると大津氏はコメントします。
大津氏「裁判中もYouTuberが稼ぎ続けたりするじゃないですか。そういう制度の改革は必要だと思うんですね」
中道か保守か、という質問については「あいまいでいつも難しい」と笑う大津氏。政策ごとに変わるので難しいといいます。
大津氏「上か下かの軸でいうと、下かなと思ってますね」
経済団体よりは庶民かというと、より国民に近い目線で考えることを重視していると解説します。
若者が参加できる政治づくりについては、被選挙権を下げることや、投票に行く試みは党が中心になってやっていきたいと語ります。その上大津氏は、党のオンラインサロンやイベントのようなものとして「楽しいものをいっぱい企画したい」と目を輝かせます。
MC鈴木「若い人が政治家を目指すことや、投票へ行くことの障壁は?」
大津氏は、今の政治家や政権に期待していないから投票に行っても無駄であると感じていて、選挙あったんだ?と言われてしまうと、若い層の声を紹介します。大学やショッピングモールに投票所を集めるだけでも投票率が飛躍的に上がることから、そうしたコツをちりばめていくことも必要だと語ります。
大津氏「ほんとはネット投票できるようにするのがいちばん目指すところではありますよね」
党に所属はしているものの、党首である大津氏とは難しい関係とされている2人の国会議員。
大津氏は、「これからどうなっていくかわからないが、これまでの体制では選挙に勝つという意味でも、人としてという意味でも難しいということを理解いただけるよう、議論を続けていきたい」と語ります。
選挙ドットコムちゃんねるにも登場した浜田氏とは日常的な会話をまだしたことがない、としながらも、「政治は対話と圧力である」という姿勢は、立花前代表とまったく同じで、丁寧に変えていきたいと大津氏は語ります。
大津氏は「正しいことを主張するために、やり方をまちがえてしまってはよくない」と訴えます。党運営や手法の問題とはいえ、折り合いがつくよう、対話を重ねていきたいとまとめました。
今後、みんなでつくる党の行方を見守っていきたいと思います。
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