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2022年9月27日に公開された動画のテーマは……安倍元首相の国葬 世論の反応は？

ゲストに社会学者の西田亮介氏をお招きし、世論の反応や弔問外交について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・安倍元首相の国葬開催で最寄りの半蔵門駅は駅の中まで大行列
・菅前首相の弔事に千葉氏「これまでにない文章構成」
・岸田首相は弔問外交をスタートさせるも大きな成果は望み薄か

安倍元首相「国葬」概要

9月27日に安倍元首相の国葬が開催されました。午後2時から日本武道館で行われ、近くの九段坂公園では一般献花を受け付けました。

西田氏は別の仕事で会場近くの半蔵門駅を利用したところ、駅の中に行列ができるほどの状況だったとのことです。

平日ということもあり、献花に向かうのは高齢者が多かったのではとMC鈴木は予想。しかし、実際にはベビーカーを押す人や大学生風の人もいて、西田氏はその多様性に「これといった特徴で表現できない」とコメントしました。

また、国葬では前首相の菅氏が友人代表の弔辞を述べることが決定当初から話題になっていました。

スピーチライターの千葉氏は菅氏の弔辞について「これまで聞いたことがないような文章構成」とコメント。「当時の情景をリアルに描写しながら話している」「話し方というより内容自体が本人の思いがこもったものだった」と評価しました。

岸田氏の弔辞について、千葉氏は安倍元首相に対し「あなた」と呼びかけるなど「近しい距離感を伝えつつ思いを述べていた」としつつ、文節以上に細かく区切って話していたため「気持ちがこもっていることを音声的に感じづらい」と分析しました。

千葉氏「政治家の方は区切ることで次の言葉を考えながら話しているのでは。それが癖になって挨拶でも区切った話し方になってしまう」「結果的にストレートな思いが伝わりにくくなる」

安倍元首相の国葬 世代間で賛否に格差

朝日新聞の世論調査によると、安倍元首相の国葬について18歳から20代の賛成が58%と半数を超えるのに対し70歳以上では3割を切るなど、世代間で賛否に格差があるようです。

比較的若い層が国葬に賛成している背景として、西田氏は当時の安倍政権が若年層から支持を集めていたことと、安倍政権が8年8カ月という長期政権だったために今の若い世代に安倍氏の印象が強く残っていることの2点を挙げました。

弔問外交始まる 岸田首相「インド太平洋」の安定訴え

岸田氏は24日、国葬に参列する海外首脳らとの弔問外交を開始し、3日間で40人近い首脳らと会ったとのことです。

西田氏は弔問外交について「成果が出るかどうか予測しづらい」とコメント。外交は事前の準備の積み上げがあった上で対談が行われることがほとんどです。そのため、今回のような準備期間のない外交で確かな成果を挙げることは難しいと考えられます。

西田氏は「偶発的な進展や後の成果につながるようなことはあるかもしれない」「計画的な成果とは言えない」とコメントしました。

動画本編はこちら！

これまでの政治家と一線を画す？菅氏の弔辞が聞く人の心に響いた理由とは？

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