YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。
2022年3月29日に公開された動画のテーマは……ゼレンスキー大統領の国会演説!与野党の反応は!?
国会前半戦の一番のトピックであるウクライナ大統領・ゼレンスキー氏の演説に対する各党の反応を解説します!
【このトピックのポイント】
・内容が注目されたゼレンスキー演説は日本への感謝と配慮にあふれたものだった
・岸田総理はロシアへの追加制裁、ウクライナへの支援、国連改革などぬかりないコメント
・ゼレンスキー演説へのコメントで政治家の資質や人柄が透けて見える?
3月23日、ウクライナ大統領のゼレンスキー氏が日本の国会でリモート演説を行いました。
当初、それまでの他国での演説と同様にその国の歴史と結びつけるような内容になるかと思われましたが、実際は日本への感謝や復興への思いが込められたものでした。
日本への歩み寄りを示すことで、日本人の心に響くものになっていたのではないでしょうか。
一方、日本側の対応としては通訳の方への配慮不足や、演説を聞く議員の態度などソフトとハード両面での準備不足が見受けられ、今後の課題と言えそうです。
さて、このゼレンスキー氏の演説に対して各党はどのような反応をしているのでしょうか?
自民党の岸田氏はロシアへの追加制裁とウクライナへの人道支援、さらに国連改革について言及しました。
演説の内容を踏まえつつ、自身の考えや日本が取り組むべきことなどそつがないコメントと言えます。
長期にわたって外務大臣を務めた経験やスキルの高さが窺えます。
立憲民主党の泉氏も、原発への懸念や国連の機能不全について言及しました。
公明党の山口氏は、子どもの犠牲者やチェルノブイリ原発など、演説の具体的な内容を挙げてコメント。
ゼレンスキー氏の演説に、真摯に耳を傾けていたのだと推察できます。
国民民主党の玉木氏は、ロシアに対する追加の経済制裁についてコメントしました。
共産党の志位氏は、生物化学兵器や核兵器について触れ、ゼレンスキー氏については「祖国の独立を守り抜くという強い意思が伝わってくる演説」と評価。
社民党の福島氏は人道支援について言及しています。
この3党に関しては、経済政策を打ち出す国民民主、核反対の主張を続ける共産、人道支援に取り組む社民という、それぞれの党の個性を感じられるコメントとなりました。
今回のゼレンスキー氏の日本でのリモート演説は、核、国連改革、人道支援などさまざまなテーマが内包されており、どのような立場からでもコメントできる非常に配慮の行き渡ったものであることが各党の反応を見ても感じ取れます。
また、ゼレンスキー氏の演説に対するコメントを振り返ってみると、その内容で政治家の人柄や本質を見抜く力があるかどうかが分かってきます。
演説の内容を精査せずに印象だけで考えたような、あるいは内容に関係なく言えそうなコメントをしている政治家がいるのも事実。
そのような視点で各党のコメントを見てみるのも面白いかもしれません。
国会前半戦の最注目トピックをMC乙武氏が斬る!
選挙ドットコムちゃんねるは毎週火・水・木・金曜日の21時公開!
ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします
My選挙
あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。
話題のキーワード