選挙ドットコムは11月30日に実施される立憲民主党代表選に関連し、立候補者へのインタビューを行いました。
今回の衆院選で立憲民主党は全国で仲間たちが奮闘いたしました。多くの支援をいただいたんですけれども、残念ながら議席を減らすという結果になりました。この結果を受けて、私は立憲民主党の目指している社会像や政策が否定されたわけではないと考えているんです。
ただ、訴え方と言いますか、有権者の皆さんに訴えを届けきることが出来なかったということを反省しなければならないと思っています。
今回の代表選挙を通じて、もう一度、私たちが目指しているボトムアップの政治、これを原点に立ち返って実行したい、再起動させたい、そして自分自身がその先頭に立ちたいと考え、今回立候補しました。
まず直近で私が先の通常国会で手がけていたLGBTに関する法律を成立させたいと思います。もともとLGBTに関する「性的指向・性自認に関する差別解消法案」というのを国会に提出していたんですけれども、なかなか与党との間で協議が出来ていませんでした。
今年の春頃から超党派の議員連盟でようやく協議が始まり、自民党さんのほうから「理解増進法」というのが出てきました。それをなんとかぎりぎりのところですり合わせ、当事者団体の方々からも「内容的に十分だとは決して言えないけれども、これが第一歩になるならば」と賛同していただいたんです。
自民党を除く、他の党の方はみんな賛成してくださったんですけれども、自民党の中での議論が最後までまとまらなくて、結局提出すらできませんでした。これをとにかくやりたいと思っています。
今回の衆院選の前に候補者調整が行われました。例えば、他党の方が擁立していた候補者を取り下げてくださったこと、更には「立憲民主党」という他の政党の候補者の名前を書いてくださったことというのは、本当に、国会の政党政治からいえばなかなかないことだと思うんですけれども、そうしたことをやってくださったことに深く感謝しています。その結果も大きな成果があったと私は考えています。
一対一の構図に持ち込めたからこそ接戦区ができたわけで、惜敗したところもあるんですけれども、一対一の構図に持ち込むということはやはり、改めて大事だということはもう明白だという風に思うんです。そのため、引き続き協力関係は維持していきたいと考えています。
「ブレない」ところが負けないところだと思います。
私自身の政治家としての生き方と言いますか、仕事の仕方としてやはり有権者の皆さんに嘘はつけない訳です。自分の思っていることをお話して、有権者の皆さんも私に対して色々言いたいことがたくさんあったと思いますけれども、それでもその中でご理解をいただきながらこれまでやってきました。
それがある意味、目先のことなどで曲げるというのは、人間として信頼されなくなってしまうと思うので、そこは大事にしてきました。そういう意味で「ブレない」ということですね。
逢坂さんは公文書の管理だとかがすごいんですよ。私は行ったことがないのですが、たぶん逢坂さんの(事務所の)お部屋はきちんと、紙の資料がほとんどないか、すごくきれいにされていると思うんです。公文書を大事にする、という点がすごいと思っています。
今の政権がとにかく公文書のずさんな管理、改ざんをしているので雲泥の差だと思います。
小川さんはとにかく真っすぐ、熱い方ですよね。労力を厭わないところがすごいと思っています。
泉さんはいついかなるときもニコニコ笑顔で話せるというのがすごいと思います。顔や声の調子も変わらないですし。
私なんかは朝早くや夜遅くになってしまうと声が出なくなってしまうんですけれども、泉さんはいついかなるときも変わらないですね。
嬉しいことというと小さなことで滅多にないことではありますが、仕事上では自分の国会質問で通達が変わったことであったり、法律改正案を修正できたことだったりですね。
また、超党派の議員連盟で法律を成立させられたときなど、そういったときはやはり嬉しいです。やっていて良かったなと思います。
逆に大変だったな、ということは先ほどもお話しましたがLGBT法案への取り組みですね。成立させることができない以前に提出もできませんでしたので。
東京五輪の前という時期で、五輪憲章にも書かれていることなのにそれを実現できなかったというのはすごく残念でした。
このことには今後も取り組んでいきたいと考えています。
(編集部注:本インタビュー記事は立憲民主党代表選挙の各候補者の方全てに取材依頼をし、インタビューの調整をいただけた方から順次掲載しています。)
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