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国会議員16人登場!Z世代向け超党派「若者×政治」イベントにゆとり世代が潜入してみた

2021/8/25

ひがし みすず

ひがし みすず

こんにちは、自称日本一意識低い政治ライターひがし(@misuzu_higashi)です。

私は1992年生まれのゆとり世代なのですが、最近の若者たちは「Z世代」って呼ばれているらしいです。かっこいいですね。

そんな「Z世代」の若者たちを対象にした若者×政治がテーマのオンラインイベントが8月7日・8月8日に実施されました。

学生団体ivote「Z世代CAFE ~政治家と語ろう~」

超党派の国会議員が16人も参加してZ世代の若者と直接Zoomでお話できるイベント「Z世代CAFE」にゆとり世代が潜入して感じたことをお伝えします。

Z世代ってなんぞや

そもそも「Z世代」とはどのあたりの世代なのでしょうか?

Z世代は、1996年から2015年の間に生まれた世代と定義されているようです。

※そのくくりで言うと1992年生まれの私は「ミレニアル世代」とも呼ばれるようです。

デジタル・ネイティブであり、ミレニアル世代より現実的であると言われているZ世代。イベントに登壇する国会議員はどのようにアプローチするのでしょうか。

国会議員とZ世代の対話を聞いてみた

さて、学生団体ivote主宰のオンラインイベント「Z世代CAFE ~政治家と語ろう~」に潜入してみることにします。

参加者全員でおしゃべりするのはさすがに難しいので、

・国会議員1人

・ファシリテーター1人(学生団体ivoteの人など)

・参加者2~4人程度

の分科会に分かれ、ファシリテーターの進行で決められたテーマについてトークします。

分科会はこんな感じ

※国会議員は時間ごとにくるくる入れ替わり、1テーマにつき参加者は2~3人の国会議員(ランダム)とトークすることができます。

1日目のテーマは「カーボンニュートラル」「社会保障(ベーシックインカム)」。

2日目のテーマは「ICTデジタル政策」「若者の政治参加」。

分科会に分かれる前に内容について軽く講義を受け、トークスタートです!

決めるのは僕たちだけど、実行するのはあなたたち

ファシリテーターの進行で自己紹介や質問・回答が進行します。

参加者は高校生・大学生が中心で中学生もいましたが、みなさんしっかりしていてびっくりです。私より政治に詳しいんじゃなかろうか。

国会議員はしっかりと話を聞いて回答してくれます。これは嬉しい。

そんな中、Z世代に向けてとある国会議員さんが語りかけた言葉をざっくり意訳して紹介します。

「今、国会でルールを決めるのは僕たちです。でも主役はあなたたち。実行していくのはあなたたちなんです」

……これ、ゆとりに刺さりました。

2050年までの目標だとかを国会で今議論しているけれど、2050年に目標を達成できたかどうか判断するときの日本のメインプレーヤーはZ世代(や、ゆとり世代を含めたもう少し上の世代)なんですよね。

やや大げさに言えば、自分たちが今後どう生きるかを今政治家に決められているわけです。

そして、国会議員にも「自分たちが今後を担う若者の未来を決めている」という自覚があり、その世代とのコミュニケーションを強く求めていることを画面越しに感じました。

やや反対→やや反対→大賛成の衝撃

ベーシックインカムをテーマにした分科会では、3人の国会議員とトーク。

やや反対の国会議員2人はベーシックインカムの代替案としてベーシックサービスの概念を説明してくれました。

「なるほどなぁ」と腑に落ちた直後に、ベーシックインカム大賛成の国会議員が登場

ベーシックインカム大賛成派の某国会議員氏

やや反対サイドの主張をぶったぎり、ベーシックインカムのメリットを述べました。

それに学生も意見をぶつけ国会議員は回答。

超党派イベントの醍醐味を味わうことができました。

Z世代は「役所が不便」なこともピンと来ない

デジタル政策の話題に移ると、マイナンバーカードの諸手続き連携の話になりました。

ゆとり世代の私は役所にお世話になりまくりで、マイナンバーカードに様々な機能が付帯することには大賛成。

引っ越しのとき、会社をやめたとき、保健所関係の一部の手続きに、マイナンバーカードの更新に、何枚役所で似たような書類を書いただろう。煩雑ですよねぇ、本当に。

しかし、実家暮らしの学生も多いZ世代CAFEの参加者にはこれがまだピンと来ないようで……。

ファシリテーター「(国会議員)さん、学生に聞きたいことはありますか?」
国会議員「うーん、役所でめんどくさいことってある?そんなに役所行かないよね?」
学生①「全部同居の親が手続きするので自分は行かないですね」
学生②「引っ越しのときくらいじゃないですかね」

盲点でした。そりゃマイナンバーカードで色々できるようになると言っても魅力的に感じるわけがないはずです。ゆとり世代もZ世代も政治の世界ではひとくくりに「若者」ですが、アプローチの仕方で響き方がずいぶん変わる実例を見ました

月並みなことを言ってしまいますが、生の声を聞くこと、対話することでしか分からないことがあるのです。

まとめ:超党派の「いろいろな声」でハードルを下げませんか?

国会議員&参加者全員で記念写真!

「Z世代カフェ」の参加者には選挙権年齢に達していない方も多くいらっしゃいましたが、それでも国会議員側には誰ひとり“参加させられている”ような人はおらず、積極的に、誠実に、きちんと話を聞いて対話をしていました。

国会議員は自分たちを無視していないということは、きっと参加者のみなさんに伝わったのではないでしょうか。

私が2日間イベントへの潜入取材をさせていただき、確信したことが2つあります。

1つは、政治家は今回のイベントのように若い世代と交流するチャンスを求めているのだということでした。

もう1つは、超党派のイベントでないと参加者は今回のような満足感は得られないだろうということでした。

支持政党があってもなくても、政治に触れた経験が少ない若者は、まずはいろいろな政治家の声を聞きたいのではないでしょうか。

「Z世代CAFE」はそのようなニーズを満たしたイベントでしたが、同様のイベントは多くありません。

例えば、政党ごとのイベントでは、ある政策に大賛成の意見を聞いて納得した直後に大反対の意見を聞けたりはしません。「Z世代CAFE」で聞けたような「いろいろな声」は聞けません。

これは逆に言えばチャンスです。

政治家のみなさん、政党の垣根を超えて超党派で若者に語りかけてみませんか

超党派の政治家が参加するイベントであれば、政党ごとのイベントより友達を誘いやすいメリットもあります。新たな出会いがきっと生まれます。

このような貴重なイベントが意識の高い一部の人たちと勇気を出して参加したごく一部の人たちだけのものにとどまらないように、政治の側からの働きかけや壁を壊す行為が必要なのかな、というのが私の意見です。

学生団体ivote・早稲田大学鵬志会・日本若者協議会のみなさま、素敵なイベントに潜入させていただきありがとうございました!

イベント概要

Z世代CAFE ~政治家と語ろう〜

主催:学生団体ivote早稲田大学鵬志会日本若者協議会

日時: 8月7日(土)14:00~17:10

8月8日(日)14:00~17:10

対象:高校生、大学生

内容: 1日目 カーボンニュートラル/社会保障(ベーシックインカム)

2日目 ICTデジタル政策/若者の政治参加

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ひがし みすず

ひがし みすず

自称日本一意識低い政治ライター。日本女子大学理学部卒業後、ベンチャー企業を経て2016年フリーライターとして独立。選挙ドットコムの素人代表の一人として意識低い記事を量産している。

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