ウソのようでホントの話。3名がくじを引いて議員になれるかを決める!惜しくも敗れた候補者にインタビュー

2017/07/26

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コラム

ひがし みすず

どうせ私の1票なんかで政治は変わらない――そんなことを思っていませんか?

規模の小さい地方選挙では、たった1票で選挙の結果が変わってしまうこともあります

7月23日、島根県飯南町議会議員選挙の投開票が行われました。10議席を12名が争ったこの選挙で、まさかの事態が…!?

同じ得票数の3名が当落線上に並ぶ

投票率85.88%(とても素晴らしい高い投票率ですね!)をマークした飯南町議会議員選挙。開票が終わり、得票数が1〜8位までの候補の当選、そして残念ながら得票数最下位だった候補の落選が決まりました。

しかし、問題は残りの3名。なんと3名の得票数は3名とも同じ260票でした。(参考:島根県飯南町議会議員選挙結果報告)。

260票を獲得したのは以下の3名です。

◯安倍たかし候補(新人)
◯かど真一郎候補(現職)
◯難波俊司候補(現職)

現職2名、新人が1名、いずれも無所属です。そして、公職選挙法の規定により、得票数が同じだった場合に行われる「くじ引き」で当落を決めることとなりました。飯南町議会議員選挙では残り2議席をめぐり、3名でくじ引きが行われました

得票数が同じ場合、くじ引きで当落を決めなくてはならない!?

規模の小さい自治体選挙では得票数が並ぶこともまれにあり、そのたびにシビアすぎるくじ引きが行われています。

2015年に行われた統一地方選挙では、熊本市(南区)や北海道の神恵内(かもえない)村、大樹町(たいきちょう)、遠別町(えんべつちょう)の議会議員選挙で最後の議席に同数の候補者が並ぶ事態が起こりました。

くじ引きの具体的な方法は各選挙管理委員会で定めるものとされており、全国で統一されたルールはありませんが、数字を書いた棒くじを引き、数の少なかった候補者が当選というケースが多いようです
【参考】「くじ引き」で当選者が決まるって本当?滅多に起きないけど、選挙で同点だった場合…  >>

くじ引きの結果、現職の難波俊司候補が落選

厳正なるくじ引きの結果、当選したのは安倍たかし氏、かど真一郎氏。落選したのは現職・難波俊司氏となりました。落選した難波氏は読売新聞のインタビューに「仕方がない。当選した2人には一生懸命やってもらいたい」と答えていました。選挙ドットコムからも難波氏にインタビューをさせていただきました!

Q. くじ引きの方式はどのような方法で行われたのでしょうか?
A. 3名が集められ、棒くじを引いて数字が少なかった人から順に当選という方式でした。なかなかない事態ですから、準備に時間がかかったようですね。

Q. くじ引きで落選が決まるというのは悔やまれる思いもあるかと思います。投票してくれた260名の町民の皆様にメッセージはございますか?
A. 申し訳ないの一言です。もう少し自分がしっかりやっていれば、また結果も変わっていたのではないでしょうか。

Q. 今回は残念ながら落選となってしまいましたが、次回選挙でのリベンジはお考えでしょうか?
A. 私はもう66歳ですし、町議も3期務めましたので、現在のところ次回選挙への出馬は考えておりません。

「くじ引きで落選」が最後の選挙。難波氏にとっては非常に悔しい選挙になってしまいましたが、これも政治のルールです。くじ引き当選を果たした2名には、難波氏の分まで頑張っていただき、飯南町をよりよい地域にしていただきたいですね!

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ひがし みすず

自称日本一意識低い政治ライター。日本女子大学理学部卒業後、ベンチャー企業を経て2016年フリーライターとして独立。選挙ドットコムの素人代表の一人として意識低い記事を量産している。

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