6月15日告示、7月2日投開票の兵庫県知事選に現職の井戸敏三氏(71)が当選確実となりました。同じく立候補していた新人の勝谷誠彦氏(56)、新人の津川知久氏(66)、新人の中川暢三氏(61)らは落選となりました。

たつの市に生まれ、東京大学を経て自治省へ。5年間兵庫県の副知事を務め知事に当選

井戸氏は1945年8月10日兵庫県たつの市新宮町生まれ。東京都立日比谷高等学校、東京大学法学部を卒業しました。1968年に自治省(現:総務省)に入省し、鳥取県、佐賀県、宮城県、静岡県、国土庁土地局、自治省税務局に勤め、運輸省航空局、自治省行政局、財政局、大臣官房各課長を歴任しました。1995年に自治大臣官房審議官に就任しています。

1996年に兵庫県副知事となり、2001年まで2期5年間務めました。在任中の2001年に当時の貝原俊民・兵庫県知事が辞職し、立候補を決断。初出馬・初当選を果たしました。続いて2005年、2009年、2013年も連続当選を果たし、今回は5期目への挑戦となっています。また2010年には関西広域連合の初代連合長に就任、現在の任期は第4期です。

井戸氏が掲げる「活力あるふるさと兵庫」への政策とは

今回の立候補に当たり、井戸氏は「活力あるふるさと兵庫」をキャッチフレーズに、「参画と協働」「県民本位、生活重視、現場主義」を基本姿勢としています。具体的には待機児童解消、県内への就職促進、介護待機者減少など、合計70項目に上ります。

子育て環境は民間保育所の新増設、保育士の処遇改善による人材確保とし、2020年度までに保育定員の1万2千人増加を目標としました。また病児・病後児保育施設を80施設、放課後児童クラブを300か所増やし、多子世帯の保育料軽減も目指します。

またU・J・Iターンの就職支援、団塊世代が75歳以上となる「2025年問題」対策として定期巡回・随時対応サービス提供事業所の増設、中小企業による社宅・社員寮整備への支援などを掲げました。

5期目を目指す理由は「多くの望む声があったから」

今回の井戸氏の立候補は「多選」が一部で批判を受けています。すでに在任期間は4期16年となり、「大名義を見いだせない」と難色を示す声もありました。しかし、自民・民進両党の県連は「兵庫の強いリーダーとして引き続き活躍してもらいたい、と多くの県民が期待している」として支援を表明。井戸氏自身も「県政への情熱があれば、当選回数は問題ではない」と述べています。

ホームページでは「今期は人口減少に対応するべく地域創生に取り組み、また未来を生きる世代へ希望に満ちた兵庫を引き継ぐ責任があると考えている。改めて地域の力を結集し新しい兵庫を想像する道筋をつけたい」と初心を表明しました。また立候補を表明した際には「バトンタッチも考えたが出馬を求める声が多く、やらざるを得ないと考えた」と述べ、多くの人の期待に応えるための出馬であることを明かしています。

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選挙ドットコム編集部

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