夏の東京都議会議員選挙(6月23日告示、7月2日投開票)に向け、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」は、次々と公認候補を擁立。これまでに15人を公認し、今後も積極的に擁立を進め、都議会第1党を目指すとしています(記事は3月15日時点の情報)。
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中でも注目されているのが、女性候補です。3月15日現時点で公認発表されている15名の内、女性候補は3名とまだその数は少ないものの、小池百合子氏による「希望の塾」の事務局長で都民ファーストの会代表を務める野田数氏は、「塾生の中で擁立の目星を付けている人が20人ほどいます。大半が女性です。」と発言し、今後も女性候補の擁立が続くと見られています。
先週8日には、2名の女性候補の公認が発表されました。杉並区選挙区には茜ケ久保嘉代子(あかねがくぼかよこ)氏、港区選挙区にはフジテレビ社員の入江伸子氏の2名です。
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茜ケ久保氏・入江氏の他に、公認候補として発表されている女性候補は現職都議会議員である上田令子氏です。
上田令子氏は1965年5月21日生まれで現在51歳。東京都台東区上野出身。台東区立黒門小学校、文京区立第六中学校、東京都立三田高等学校を経て、白百合女子大学文学部国文学科へ進学しています。大学卒業後は、ナショナルライフ保険(現ING生命)へ入社。以降数社を経て、起業も経験しています。
上田氏は、自身が長男に恵まれた際に、働きながら子どもを産み育てることの困難さに直面した経験から、後に続く母親仲間達のために何かしたいと1999年、仲間3名と「ネットワークグループ江戸川ワークマム」を設立。講習会やシンポジウムを開催し、東京都や経済産業省の推薦を受ける等、幅広く活動を展開し、地域の保護者を支える活動をしてきました。
上田令子氏が政治の世界に初めて挑戦したのは2005年の東京都議会議員選挙です。千代田選挙区から出馬するも、”都議会のドン”こと内田茂氏に敗れ、落選しています。なお、その際の得票数は
【2005年 東京都議会議員選挙 千代田区選挙区】
・内田茂氏:8,770票
・上田令子氏:4,486票
となっています。
その後、2007年統一地方選挙にて江戸川区議会議員に初当選します。
2011年の2期目の当選の際には、江戸川区議会史上最高記録となる12,342票で当選を果たしています。その後、2012年には江戸川区議2期目の任期途中で辞職し、第46回衆議院議員総選挙に挑戦するも落選。
都議会議員として活動をはじめたのは2013年、前回の都議会議員選挙からです。
当選当時は「みんなの党」に所属し活動していましたが、「みんなの党」解党後は、会派「かがやけTokyo」で活動を行なっていました。今年1月には「かがやけTokyo」が「都民ファーストの会 東京都議団」に名称変更することに伴い、「都民ファーストの会」の1次公認候補を受けています。
上田氏は、自身のブログのタイトルにも書いているように幅広い世代から「お姐」と呼ばれており、自身のキャッチコピーには「闘う母性。」と付け、女性の目線を大切にしています。ネット選挙が解禁される以前から、TwitterやFacebookで積極的に情報を発信しており、選挙運動の様子をツイキャス等のSNSで配信するなど、インターネットを全面に使った選挙活動も注目されています。
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