活動家目線で語る文脈は変わりつつあるーー石戸諭氏が文学の世界から斬り込む沖縄の潮目とは?
2026/06/10
こんにちは、自称日本一意識の低い政治ライターのひがしです。
突然ですが、裁判の傍聴って流行りましたよね。火付け役となった書籍はドラマ化までされました。
でも、政治の傍聴っていかにも流行ってなさそう。
なぜでしょうか? 国会中継があるから? 都道府県議会の人なんて知らないから?
いやいや、真っ先に思いつくのはこれ。
どうせ議会なんてつまらないから流行らないんでしょう?
引用:https://www.facebook.com/events/898639950236879/
という本音が初っ端から出ましたが、いくらなんでも選挙ドットコムのライターが「どうせ議会なんてつまんない」って考え方じゃいけないと思ったので、百聞は一見にしかず、と都政監視委員会さん主催のイベント「宇都宮健児さんと行く!都政監視委員会 都議会傍聴ツアー」に参加させていただきました。Facebookページの参加ボタンをぽちっとな。
宇都宮健児さんといえば、2012年と2014年の東京都知事選に出馬し、今年の都知事選も最後まで出馬を検討していた、ワンチャン都知事になっていたかもしれない(?)あの人です。
都議会傍聴ツアーの会場である都議会議事堂の最寄り駅は都営大江戸線都庁前。
A3出口へ向かいます。
更に構内を進んでいくと、Uターンの指示が。
指示に従い、後ろの階段を上って歩道を右に進んでいきます。
この大きな建物の……
「東京都議会議事堂」の文字が目印。こちらが入口です!
整理券配布場所であるロビーへ行くためにも通行証が必要。
警備員さんに声をかけ、書類に名前等を記入しオレンジ色の首から下げるカードをいただきます。
13時からの都議会傍聴には12時30分から配布される「傍聴券」が必要です。
この「傍聴券」をもらうのに必要なのが11時頃から配布される「整理券」。
11時45分に整理券をもらうと、その番号は…
104番!私の前に100人以上もいるらしい。
予想外に都議会傍聴は人気でした。
「舛添都知事の時は全然人が来なかったのに、小池都知事になってからたくさん人がくるようになったんだよ」(傍聴ツアー参加者・Kさん談)
恐るべし、小池都知事人気。
裏面には注意書きが書いてあります。
周りを見渡すと、主婦層や年配の方が多く、20代の人は少ない印象。
平日の真っ昼間なので仕方ないですね。
12時30分になると、整理番号順に傍聴券をもらうことができます。
早い番号の人たちが番号を呼ばれた瞬間「最前!最前!」と言いながらダッシュで傍聴券をもらい会場へ走る姿を見て、私は尋常ではない既視感を覚えました。ああ、これ、笑点の観覧でダッシュで席取りをするおじいちゃんおばあちゃんたちの姿と同じだ。
104番が呼ばれ、私も傍聴券をいただきました。
券には「都議会一般傍聴券」と書かれています。
傍聴券には傍聴人の住所と氏名を書く欄があり、本会議場入場にはここを埋める必要があります。筆記具は貸し出してくれるので持って行かなくても大丈夫。
この時点で、整理番号の速かった都議会傍聴ツアーの方々が参加者全員の分の席をまとめて確保しておいてくれました!
都政監視委員会の皆様と宇都宮健児さん(※掲載許可済み)
会場から会議の開始まで30分ほど時間があったので、都政監視委員会の皆様と宇都宮健児さんと記念撮影をしました。撮影に使ったのは宇都宮さんのiPadで、雰囲気は終始とても和やか。
「選挙ドットコムさんも写ってください!!」と言われて、なぜか私まで宇都宮さんのiPadの中に収まりました。
引用:https://www.gikai.metro.tokyo.jp/images/pdf/outline/5.pdf
エレベーターで6・7Fの本会議場へ移動します。
本会議場では携帯電話・スマートフォンの電源はOFFにします。
6Fの本会議場を7Fからぐるりと囲む形の傍聴席は、議会側から見ると結構な迫力になりそう。この時点で埋まっている席は定員186名中の7割ほど。
空調がやたら生暖かく調節されており、早速開会前にお昼寝モードに入っている傍聴者の方もいらっしゃいました。
本会議場はカメラでの無断撮影はNG!
エレベーターで4Fまで降り、総務課で書類と引き換えに撮影許可の腕章をお借りします。
ところが、本会議場の写真は外部流出NGだそうです…。 書類に「使用用途:報道のため」と書いたところ、「記録のため」に書き直しさせられてしまいました。
楽しみにしていた読者の皆様、お見せできずに申し訳ございません!
この日行われたのは平成28年第4回定例会の一般質問。各都議会議員の質問に対して小池百合子都知事や各委員会の方が回答していくという流れでした。
都議「昨日された『大きな黒い頭のネズミ』という表現について『ご想像にお任せします』と言ったことについて改めて答弁を求めます」
知事「強いて言うなら、カタカナですみませんが、アンシャン・レジーム(フランス語で旧体制)ということでしょうか」
うわあ超どうでもいい。
都議「東京都の若者を対象にした若ナビ(https://www.wakanavi-tokyo.net/)というWebサイトがありますが……」
何それ知らないよ。若者だけど初耳だよ。
都議会自民党と小池知事の喧嘩や、真面目に聞いてもよく分からない答弁を聞きながら、私は生暖かい本会議場の空気に包まれて眠りに落ちていきました…
一言で申し上げます。つまらなかったです(真顔)
そこには裁判傍聴のような人間ドラマもなく、あるのは答弁に立つだけで巻き起こる謎の拍手と都議会自民党vs小池百合子知事の「外でやってくれ」感満載の戦い。
当初の予想通り正直つまらなかった都議会傍聴でしたが、それでもなぜ都政監視委員会の皆様、そして宇都宮健児さんは都議会の傍聴を続けるのでしょうか。
都政監視委員会広報の丸井さんと宇都宮健児さんにインタビューを行いました。
-選挙ドットコム ライターひがし (以下、ひがし)
「都政監視委員会」とはどんな集まりなのでしょうか?
-都政監視委員会 広報丸井さん (以下、丸井さん)
都政監視委員会は入会・退会などの制度を設けていない、東京都の有権者であれば誰でも参加できる個人の集まりです。代表者もいません。2014年頃、都政の状況に危機感を覚えて発足しました。
「東京の有権者であれば全ての人が監視委員会だよね」という考えのもと、講演会や都議会の傍聴ツアー等を行っています。
-ひがし
面白さを求めて監視しているわけではないんですね。すみませんでした。
宇都宮さんは都政監視委員会の考えに賛同して「宇都宮さんと行く!都議会傍聴ツアー」に参加されているのですよね。
-宇都宮健児さん (以下、宇都宮さん)
はい。私自身が2012年と2014年の都知事選に出馬しており、今年の都知事選にも出馬を決意していましたが、様々な事情があって撤退した立場です。
その時の私がそうだったように、選ばれた政治家も公約を持っています。ただ選挙で選ばれて終わりではなく、選ばれた後に都政を行っていく中でその公約が果たされるのかを監視しようと考え、都議会傍聴ツアーへの参加を続けています。
また、都議会を傍聴することによって、東京都でどのようなことが問題になっていて、知事はどういう方針でそれに取り組もうとしているのか、都議会は機能を果たしているか等がチェックできます。
-ひがし
確かに選挙に行こう!という働きかけはあっても、そこがゴールのような風潮はありますね…。そこがスタートなのに。反省しました。
都議会傍聴をする上で、ここに注目すべきだ! というポイントはありますか?
-宇都宮さん
特に小池知事になってからは「情報公開」が重要視されているので、比較的事前に各会派の質問内容が丁寧に配布されています。小池知事の公約が果たされているのかと、各会派の反応に注目すると面白いですよ。
また、傍聴の合間の休憩時間には展望台のレストランに行ってみてはどうでしょうか。コーヒーを飲みながら感想を述べ合ったりして、政治のことを気楽に話せる世の中になったらいいですね。
-丸井さん
議員さんは傍聴席に向けて背を向ける形で着席していますが、意外と傍聴席の方を気にしているらしいんです。傍聴人がたくさんいれば議員さんも居眠りしづらいですしね。
-ひがし
(居眠りしてごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
…というわけで、都議会傍聴は裁判傍聴のように人間ドラマの面白さを求めて行けるところではありませんでしたが、東京都民が選んだ都知事と都議会の働きをチェックするという意味では非常に大きな意義があると分かった取材になりました!
一度開会すると長い長い会議ですが、途中で何度も休憩が挟まれるほか、傍聴席は開会中も出入り自由。定例会は原則年4回、2月・6月・9月・12月に行われます。
東京都民の有権者の皆様、長くて短い人生、一度くらいは人生経験として東京都議会の傍聴に行ってみるのはいかがでしょうか?
私ももう1回くらいきちんと行ってみようと思います。今度はもう居眠りしません!
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