LGBTが嫌だという主張 1人の人間として見ているだろうか

2016/09/01

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コラム

猪野 亨

前回、「LGBTが嫌だって… 中年のおじさんが若い女の子にセクハラする方がよほど嫌われている」をエントリーしました。
今回はその続編です。

先般、一橋大学法科大学院で、このLGBTを原因として不幸な事件が起きました。
この事件ですが報道で見る限り、打ち明けられた側が打ち明けられた事実を他人に話したこと、さらにその話し方があまりに幼稚でした。
この場合、告白された相手が同性かどうかという問題ではありません。恐らくこれが異性からの告白だったとしても、その相手の女性が自分の好みではなかったら同じようなことをしたのではないかと思ってしまいます。
あるいは単に肉欲の対象と考えれば、はけ口に利用して終わりにしていたのではないかということです。
友人たちに「もて自慢」をしていたことでしょう。

中学や高校の頃でも「告白」は時にはからかいの対象にもなりました。照れの裏返しであればまだかわいいのですが、それが「お前みたいなブスに好かれても迷惑」みたいなレベルになればイジメそのものになります。
今回の一橋大学の事件では、法科大学院生でありながら、これと同じ臭いにしか感じませんでした。
LGBT問題は、同性であろうが異性であろうが相手を一人の人として見ることができるかどうかという問題ではないかと思っています。

職場であれば性別で問われないはず…、といいながら性別によって厳然たる差別が残っていますが、それこそがこのLGBT問題の根本的な原因です。
幼少期からの性差ばかりを意識したり、あるいは差別的な発想を持ったまま成人し、社会に出れば一橋大学法科大学院のような状況が職場にも入り込みかねません。
性別によって区別する、その中に性的少数者もいる、その区別が性別や性的少数者ということでの差別につながっているのではないかということです。

これに宗教という価値観が入ると複雑ですが、幸か不幸か日本では宗教観に基づく差別は欧米や中東に比べれば少ないと思われ、そういった諸国よりはまだ早く克服できそうですし、しなければなりません。

イエス様! もうその男女という教えは古いですよ。

※本記事は「弁護士 猪野 亨のブログ」の9月1日の記事の転載となります。オリジナル記事をご覧になりたい方はこちらからご確認ください。

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猪野 亨

1968年生まれ/1992年北海道大学法学部卒業/1998年弁護士登録/2000年いの法律事務所開設 司法改革から政治経済、世界情勢にいたるまで幅広く意見を発信している。 法科大学院の廃止、弁護士人口激増の阻止、裁判員制度の廃止へ向け精力的に活動中。

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