統一地方選挙始まる!注目激戦区・奈良県知事選挙を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
2023/03/28
都知事選の投開票日を間近に控えた29日夜、編集部は上杉隆候補に単独インタビューを行いました。発端となったのは、27日(水)に自由報道協会で行われた記者会見。
都知事選候補者21名の内、上杉隆氏、山口敏夫氏、中川暢三氏、マック赤坂氏、立花孝志氏、七海ひろこ氏の6名が「偏向報道の是正」を求める要求書を在京キー局や放送倫理 ・番組向上機構(BPO)に送付し、記者会見を行いました。
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今回の都知事選では21名が立候補していますが、テレビでは「主要3候補」と呼ばれる小池百合子氏、増田寛也氏、鳥越俊太郎氏が中心に取り上げられ、他の18名の候補者は簡単に名前だけを紹介される程度。記者会見で使われた資料によると、「主要3候補」と比べ、他の18名の候補者に使われた放送時間はわずか3%でした。
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(記者会見で使用された資料)
・テレビ朝日 「主要3候補」940秒対 「その他の候補」33秒(3%)
・日本テレビ 「主要3候補」502秒対 「その他の候補」16秒(3%)
・TBSテレビ 「主要3候補」1082秒対 「その他の候補」34秒(3%)
・フジテレビ 「主要3候補」1212秒対 「その他の候補」26秒(2%)
放送時間に大きな隔たりがあることが分かります。
選挙ドットコムでは、有権者が知りたいと思った全ての候補者・選挙に関する情報をまとめることをモットーとしています。そのため、都知事選候補者も、21名全てのプロフィール情報をまとめていますし、都知事選に限らず過去10年に渡り、選挙の規模に関わらず日本全国の選挙情報を掲載しています。
そのような背景もあり、偏向報道に関する会見の呼びかけ人となった上杉隆候補にインタビューを行いました。
―編集部:投票日の前々日、一番お忙しい時期にお時間いただきありがとうございます。23日に偏向報道の是正を求める要求書を送付、27日に記者会見を行われましたね。
※上杉氏らは、「政治的に公平であること」を求めた放送法第4条第1項第2号などに抵触する可能性があると指摘
―上杉隆候補:偏向報道は、候補者が選挙中に時間を使って主張するものではないでしょう。都政には関係ないですし、都知事選はメディアをやっつけるためのものではないです。ただ今回は、最低限のレベルにも達していないのでやりました。
―編集部:ネットでも「主要3候補以外の主張も知りたい」「報道に偏りがあるのは良くない」といった意見が、これまでの選挙に比べても増えているように感じます。
―上杉隆候補:ここ数年、私も活動してきましたが、「多様性があること、異論があることの方が、メディアとしては健全だ」ということにみんな気付き始めています。そうした感覚が徐々に広がっていき、今回の都知事選で弾けたんだと思います。
―編集部:要求書の送付の後、例えば報道ステーションでは「3候補以外、18名だけ」を取り扱うなどもありましたね。
―上杉隆候補:最初からやってくれれば良かった、というだけです。テレビ局はBPO等に弱いんです。元々ジャーナリズムとしてフェアなやり方していないんで、追求されて慌てて対応を変えたんです。
今回の変化は、「不正がバレたから対応を変えた」という、テレビ局のいつものパターンです。
日本の報道は昔からフェアじゃない。私は17年ほど日本のメディアの中で働いてきましたし、ニューヨーク・タイムズなど海外メディアでも働いてきました。海外ではむしろ、メディア側が公開討論会などを設定し、全候補者を出そうとする。政党側は自分の候補を守るために出さないようにするのですが、メディア側が「フェアじゃない」と言っています。
日本は全く逆で、メディア側が「主要」と候補者の扱いに差を付けています。
―編集部:報道機関の言い分として、候補者21名全員を均等に扱うのは時間的に無理だと言う意見があります。たしかに21名を均等に扱う番組を見ていて楽しいのか、分かりやすいのかと言われれば難しいところもあるのではないでしょうか?
―上杉隆候補:もちろん、報道の自由がありますので、そこは各報道機関の判断でいいと思います。実際に、私がやっているメディア「ニューズ・オプエド」でも8名しか取り上げていません。ただ、重要なのは、「どの候補を扱うか」という基準の明確さです。世論調査の順位であったり、Twitterのフォロワーの数であったり、公平に判断できる基準です。
日本のメディアは後付の基準ばかり。先に扱う候補を決めて、後で少し無理がある基準を付けています。だからジャーナリズムと言えないんです。
ニコニコ動画での「候補者ネット討論」も、こちらから抗議文を送ったところ、対応が代わり、急遽出演となった。これも事前の基準が不明確だからです。
ー編集部:上杉さんが司会を務められている地上波の番組「淳と隆の週刊リテラシー」に、全ての候補者から「出して欲しい」と要望があった際は、受け入れますか?
―上杉隆候補:テレビ番組では私に編成権(番組の企画内容を決める権利)がないので、できないかもしれません。
ただ、それ以上に重要なことは、ネットで自分の番組を作っていくことです。私が代表を務める株式会社NO BORDERとしてニューズ・オプエドという番組を作っています。ネット番組であれば、自分に編成権があるので、自由に扱えます。今でも実際に都知事候補に出てもらっていますし、要望があれば出演してもらいます。断ったことがありません。これまでも、思想に関係なく出てもらっています。
ニューズ・オプエドは実は毎月400〜500万円程度赤字なんです。それでも、テレビの代わりになる場所を作っていくことが重要なので続けています。
ー編集部:なるほど。今日はお忙しい中ありがとうございました。
ここ数年、「多様性があること、異論があることの方が、メディアとしては健全だ」ということに多くの人が気づき始めている。そして、そのためにはテレビなどのマスメディアで多様な意見を取り上げること、さらにはネット番組などで自由な場所を作っていく―
上杉候補は、今回の選挙運動においても、様々な新しい取り組みを行っています。例えば、街宣活動の際には、上杉候補の代わりに何か意見を言いたい有権者を壇上に上げ、自由に話してもらう「スピーカーズ・コーナー」という企画を行っています。
中心とする政策は、
・首都直下型地震対策 死者ゼロ
・都内養護老人ホーム 待機者ゼロ
・都内保育所待機児童ゼロ
の3つ。こうした政策にも、街頭活動で有権者から受けたアイディアを取り込んでいます。
また、政策は全てを盛り込んだバラ色にするのではなく、「都知事1期目でできるものだけしか入れていない」というこだわりも。今回の上杉隆候補の選挙は、有権者と政治家、有権者とメディアの関係性を問うものにもなっています。
普段は政治を身近に感じる機会は少ないでしょうが、選挙は「投票」という行動ができる機会です。さらに街中や各種メディアでも選挙情報に触れやすい期間でもあります。東京都民1,300万人のリーダーを決める都知事選。ぜひあなたも選挙情報に触れてみてください。
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