
(若者目線で様々な投票率向上キャンペーンも行われた。写真はivote関西の取り組み)
今回の参議院議員通常選挙の投票率は54.70%で、3年前の前回の52.61%を2.09ポイント上回ったものの、過去4番目に低い数字となりました。ちなみに6年前(2010年)の投票率は57.92%でした。
期日前投票率は、参院選における過去最多を更新しました。
期日前投票者数は1,598万6,898人で、前回(2013年)を約303万人(23%)も上回りました。実に、有権者の15%が投票日前に投票を済ませたことになります。
期日前投票を候補者や各党が呼びかけたことや、2004年に導入されたこの制度が浸透したこと、期日前投票が可能な投票所が増加したことなどが増加を押し上げた要因となりました。
気になる投票率。1位は長野県、最下位は◯◯県 >>
大きく取り上げられた選挙権年齢の引き下げですが、240万人と言われる10代の投票率はどうだったのでしょうか。
公式な数字はまだが出ていませんが、全国初の「18歳選挙」となった福岡県うきは市長選挙(7月3日投開票)でのデータを見てみましょう。
全体の投票率は56.10%でしたが、18、19歳の投票率は38.38%と、全体を17.72ポイントも下回りました。18歳選挙権はメディアも大きく取り上げましたが、うきは市の若者たちには残念ながら届かなかったようです。
もちろん市長選挙と参議院選は大きく違いますが、国政選挙だからと言って投票率が劇的に跳ね上がるとは考え難いのではないでしょうか。うきは市での今回の参院選の投票率にも注目です。
18歳はアベノミクスを評価するとの結果。参議院選挙2016 >>

(奥田愛基、斎木陽平ら若者によるイベントなども開催された)
今回の18歳選挙権の報道を見ていて、低投票率の解消の責任を若者にだけ負わせているように感じられないでしょうか。
確かに若者の投票率は低いですが、中高年の投票率も充分に高いのでしょうか。制度が違うとはいえ、諸外国に比べても決して高いとは言えないでしょう。
年配の皆さんには自身が若い頃にきちんと投票に行っていたのか聞いてみたいものです。
しかしながら、今回の18歳選挙権をきっかけに、若者がより速い時期に世の中に関心を持つようになれば成果はあったのではないでしょうか。いつの時代も若者は希望の光なのですから。
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