【注目選挙区】自民も民進もそれぞれ内紛?【千葉県】

2016/06/28

TOPページピックアップ記事

コラム

参議院選挙

連載

選挙ドットコム編集部

千葉選挙区は定数3に8人が立候補している激戦区です。

自民党は現職の猪口邦子(いのぐち・くにこ 64歳)、弁護士で新人の元栄太一郎(もとえ・たいちろう 40歳)の二人。公明党も二人を推薦しています。
民進党はともに現職の小西洋之(こにし・ひろゆき 44歳)と水野賢一(みずの・けんいち 49歳)の2人。
共産は浅野史子(あさの・ふみこ 45歳)、幸福実現党の古川裕三(ふるかわ・ゆうぞう 34歳)、日本のこころを大切にする党の香取成知(かとり・まさかず 65歳)、無所属の高橋正夫(たかはし・まさお 85歳)の8名です。

自民党の内紛劇。応援した議員を裏切り、敵に

千葉県自民党の有力者であった石井準一参議院議員は、6年前の2010年参院選で新人の猪口氏を強力に支援しました。猪口氏は2位で当選したものの、当時の民主党の小西がトップ、みんなの党の水野が3位、自民党現職が5位で落選という結果になりました。

しかしながら、その後、猪口氏は選挙を手伝ってくれていた石井氏の所属する派閥である額賀派入りを拒否してしまいました。メンツをつぶされた石井氏は反猪口に転じました。今回の参院選では、石井氏はイケメン弁護士の元栄氏を支援。伴だって県内各地を巡り、知名度の向上に必死です。

自民党は2人を擁立しているものの、猪口候補と石井参議院議員の争いという内紛劇が起きてしまっています。さらに、「敵の敵は味方」といったように、2010年は猪口候補を支援していなかった反石井系の支援者たちが、今回の選挙では猪口候補を応援するに至っています。

 

民進党も共倒れを懸念。探りあう関係

民進党は小西氏と水野氏を公認。水野氏は民進党への合流が遅れましたが、建設大臣や総務庁長官を務めた養父・水野清(みずの・きよし)代議士の跡を継ぎ旧みんなの党の幹事長や政調会長を務めたサラブレッド。地元での知名度は高いようです。ちなみに実父は中尾栄一(なかお・えいいち)元建設大臣です。

小西氏は昨秋の安保国会では参院での審議の司令塔的な役割を果たしました。テレビの討論番組にも出演し、露出が増えています。また作家の百田尚樹(ひゃくた・なおき)氏とのソーシャルメディアでのやり取りなどでしばしば炎上。ネトウヨから警戒される存在で、安倍総理が最も嫌う議員との評もあります。
その小西氏を旧民主系の地方議員と連合千葉が支援しています。しかしながら中選挙区時代の千葉2区を中心に、水野の保守系票を票あてこんでか、一部の地方議員が水野支援に回る動きもあるようです。小西陣営は同じ政党ながら、水野氏陣営に警戒感を強めています。

 

日本のこころ、幸福実現党が追いかける

自民と民進がそれぞれ2人ずつ擁立する激しい叩き合いの間隙をぬって共産党の浅野が議席獲得を狙います。
千葉県でも2014年の総選挙では千葉4区と比例区の南関東ブロックに重複立候補した斉藤和子(さいとう・かずこ 41再)が比例区で当選しており、参院選でも選挙区での議席獲得に向けての共産党の鼻息は荒くなっています。

日本のこころを大切にする党の香取と幸福実現党の古川は当選ラインへ得票を上積みするのは難しそうな情勢です。無所属の高橋は独自の戦いとなるでしょう。香取と高橋は公営掲示板にポスターが貼れていない箇所が目立ちます。
千葉選挙区は定数3に自民共の有力候補者5人が鎬(しのぎ)を削り、今後の政治のトレンドを図る意味でも注目したい選挙区です。「千葉都民」といわれる無党派層・浮動票を取り込むのはどの陣営でしょうか。千葉の熱い戦いの行方やいかに。

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

関連記事

山口県知事選挙2022が1月20日告示!現職と新人が立候補|投票日は2月6日

2022/01/20

2017年 第48回衆議院選挙。福島県第3区選挙区から立候補予定の玄葉光一郎(げんば こういちろう)氏の人柄・学歴・経歴は?

2017/09/20

板橋区長選挙に立候補 佐久 博美(さく・ひろみ)氏の経歴・政策まとめ

2023/04/18

モバイルバージョンを終了