地元をひととおり終えた選挙初日の午後からは、地域内全域へと選挙カーを流します。全域と言えども、初日は立候補のご挨拶を入れるだけですので、比較的簡単と言えます。ここでもセリフをしっかり押さえた上で、政策などを盛り込んで行って下さい。あまりたくさんは言えなくていいですし、大切なのは名前と「ありがとうございます」がしっかり言えることです。
「事務所の皆様、お疲れさまです!◯◯◯◯選挙カー(遊説隊)がただ今事務所に帰って参りました!」この前後に、事務所の皆様や事務所周辺の皆様へのご挨拶など、自分の言葉でプラスして下さい。
「それでは午後の遊説活動も精一杯頑張って参ります!事務所のお守り宜しくお願い致します!」
うぐいす嬢は、いつも新鮮さを失わないで下さい。惰性になったり疲れて来たら、マイクはすぐに交代しましょう。元気はつらつに、事務所が一丸となって戦うのが選挙です。誰がどれだけ慣れているか、どんなテクニックを持っているかなどは、二の次、三の次です。一丸となって戦う真心で、初日の街をさわやかに駆け抜けましょう!
「◯◯の皆様(地域の名前)、こんにちは!◯◯◯◯でございます!選挙の届け出を済ませまして、いち早く立候補のご挨拶、ご支援のお願いに上がりました!◯◯◯◯でございます!本日より向こう◯日間お世話になりますが、◯◯◯◯を宜しくお願い致します!」
「◯◯の皆様、本日より選挙戦がスタート致しました!◯◯◯◯候補者本人がいち早く立候補のご挨拶に上がっております!この選挙期間中、何かとお騒がせ致しますが、ご理解とご支援を宜しくお願い致します。◯◯候補の◯◯◯◯でございます!皆様が頼りでございます!◯◯◯◯を宜しくお願い致します!」
やっぱりここでもキーワードは「立候補のご挨拶に参りました」です。選挙初日に決意を胸にご挨拶に上がっていることや今後の抱負を織り交ぜて訴えて下さい。
新人候補なら「新人候補の◯◯◯◯が立候補のご挨拶に上がりました」と新人であることを必ず伝えましょう。余計なテクニックよりも「新しい人に頑張って欲しい」という有権者の心をしっかりキャッチしたいものです。色々と並べ立てるより、「新人候補の」の一言にはどんな政策よりも威力があるのです。
現職の場合は「皆様に◯期◯年お育て頂いた◯◯◯◯が立候補のご挨拶に上がりました!」に加え、日頃のご支援への感謝も含むと候補者の日頃の活動に相乗効果となって現れるでしょう。
選挙カーに向けて手を振って下さった方がいる場合、アナウンスを即ストップして、感謝の気持ちを伝えてください。あとは「◯◯◯◯を宜しくお願い致します!」で充分です。これが言えて、増やせるようなら「~~~~の為に頑張ります!」のフレーズで充分!
初日はポイントを押さえて繰り返すだけです。候補者の名前を覚えていただく、立候補している事を知っていただく。前にも述べましたが、初日から気を抜かないこと!選挙カーに出会う人の確率からしても、どなたにお会いするのもそれが最後のチャンスというのが、最近の選挙です。(幸慶美智子)
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