政治家たちの静かなブーム。ツッコミどころ満載なLINEスタンプが人気に
2018/04/16
今月24日(日)に、内閣官房長官や衆議院議員議長を歴任した町村信孝前衆議院議員の死去に伴う北海道5区補欠選挙と、女性問題での宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う京都3区補欠選挙が実施されます。昨日、当該2区の補選が告示されました。
今回は、それぞれの主要候補が運用するネットツール調べ、ネット選挙対策の状況をチェックしてみました。
自民党北海道連は、故・町村信孝前衆議院議員の次女の夫(娘婿にあたる)で新人の和田義明氏を擁立しました。
そして和田氏の対抗馬、野党統一候補としては、新人の池田真紀氏が出馬。
・写真:Facebookより
・Facebookいいね数はFacebookページ運用の場合
・YouTubeは個人アカウントによる運用に限らず、候補本人が紹介・拡散しているものも掲載しています。
自民党が補欠選挙で公認候補を立てない「不戦敗」となる異例の事態も、激戦が予想される京都3区。計6名の立候補が告示されましたが、主要候補は以下3名。
1.民進党から、衆議院議員(比例近畿ブロック)で京都府連会長の泉健太氏。
2.おおさか維新から、本部職員で新人の森夏枝氏。
3.自民・公明の連立与党寄りの日本のこころを大切にする党から、新人の小野由紀子氏。
・写真:Facebookより
・Facebookいいね数はFacebookページ運用の場合
・Facebook友達数はFacebook個人運用の場合
・YouTubeは個人アカウントによる運用に限らず、候補本人が紹介・拡散しているものも掲載しています。
補選に出る候補全体を見てみると、Facebookの活用率は100%、全員運用していることがわかります。
意外にも京都3区の女性候補2人がホームページを運用しておらず、Facebookを中心に情報発信をしています。
森候補は2012年、2014年の衆院選で、立候補・落選しており、現在はおおさか維新の会職員。
小野候補は派遣社員経験者として補選に臨むということで、2人とも一般人であることから個人のホームページの運用には追いついていない現状があるのかもしれません。
小野候補は、ホームページの代わりとしてブログからの政策や意思の発信が多く見られます。Facebookの更新も行われていますが、長文に渡る訴 えはブログを通じて行っているようです。小野候補のFacebookには「突如出馬が決まった。」という投稿も見られるため、立候補が急に決まったため、 ホームページ制作が事前に間に合わなかったという状況が想像されますが、無料のブログを活用してホームページと同様、発信の場を設けることを可能にしてい ます。
とはいえ、ブログではホームページのように複数ページを作成したり、カテゴリーを分けての表示ができないためかなり頻繁な更新をしない限り、情報量のあるサイトとしては限界があるかもしれません。
故・町村前衆議院議長の娘婿にあたる和田候補は、’THE政治家のホームページ!’と言いたくなるような完璧なホームページを運用しています。
義父である町村氏の事務所に平成26年に入った和田候補は、当初から後継として将来の出馬を見据えていたと思われ「準備は万端」という感じでしょうか。
また、さっぽろ自民党のトップページも和田よしあき候補の推し一本。さっぽろ自民党として和田候補の動画を作成、アップがされており党全面で北海道5区、町村氏後任の座の獲得に力を入れています。
自身のホームページ・Facebook・Twitter・さっぽろ自民党によるYouTubeによる動画など、一通りのネット対策は行っている和田候補です。
対抗馬の池田真紀候補がジリジリとポイントを伸ばして和田候補を抜きつつあるという事前調査もありますが、池田候補もTwitterを活用しており、2348人のフォロワーを抱え、Facebookページのいいね数も池田候補が和田候補を大幅に上回っています。
また、池田候補のYouTube動画の再生数は、和田候補の約4倍である2万5千回。アニメーションを2部構成にして、わかりやすく出馬を決意するまでの経緯や政策を訴えています。
自身をイケマキと称し、親しみやすさもアピール。
弔い合戦とされ、当初は和田候補が有利とされた北海道5区の戦いですが、今ではどちらが勝ってもおかしくないと言われています。ネット選挙においては、Facebookいいね数とYouTube再生回数でイケマキが和田候補よりも優勢。「親族の地盤」よりも「ネット選挙」を制したモノが勝ち?!という結果が出るかもしれません。
京都3区のネット選挙対策、ダントツ1位は泉健太候補。第47回衆院総選挙で宮崎前衆議院議員に敗れるも比例近畿ブロックで復活しており、政治家としては既に5選を戦ったことのある衆議院議員。
新人と比べれば知名度もあり、ネットの完成度が高いのは当然といえば当然ですが、今回の補選では一通りのSNS全てを運用している唯一の候補です。
冒頭で触れたとおり、新人2人はホームページもない状態での衆議院選出馬となっているため、ネット選挙の点で見ても泉候補発信力が最も高い状態です。
今回の衆院選補選は、この主要3候補にとって、各政党名に変わってから初の選挙選なので、まずは新党名の浸透を図りたいところ・・・そこで3候補のFacebookトップページを比較してみました。
泉候補 Facebookより
森候補 Facebookより
小野候補 Facebookより
全員新党名アピールで来るかと思いきや、泉候補だけ所属政党の「民進党」の文字がありません。
新人2名とは違い、党の後押しを受けなくても自力で勝ち抜ける!という自信の表れなのでしょうか。
今回のネット選挙対策調査では、北海道5区は和田候補と池田候補がほぼ互角でやや池田候補が優勢。京都3区では泉候補が完全無欠のネット対策。
果たして獲得票数はネット選挙の活動量・いいね数・フォロワー数と比例するのでしょうか。
各候補の23日までの12日間のネット選挙活動を踏まえた上で、24日の当落結果から検証する予定です。
政治の面からもネット選挙の視点からも、どのような結果が出るのか興味深い選挙となっています。ぜひ、皆さんも衆院補欠選挙の動きに注目してみましょう。
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