アメリカ人は1億時間(34万年)以上、YouTubeを閲覧!アメリカ大統領候補者の動画はカッコイイ!

2016/04/12

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選挙ドットコム編集部

アメリカ大統領選をめぐって興味深い記事を発見しました。

「米大統領選候補者は、YouTubeチャンネルを通じて有権者にメッセージを伝えようとしており、選挙関連コンテンツが1億1,000時間も視聴されているという。」(WIRED)

1億1000時間って…どれだけアメリカ人は選挙が好きなのだろうか。無論、この記事でも指摘されているようにテレビの影響力は未だ大きい。ただ前々回オバマが大統領選に初めて出た2008年に比べて、you tube上での政治広告への支出は50倍の10億ドルにもなるという。それを反映してか、候補者たちの動画はハリウッド顔負けのカッコイイものに仕上がっている。

 

ヒラリー・クリントンのYouTube

まずヒラリークリントン候補の動画から見てみましょう・一言で言ってしまえばとにかくカッコイイ!

動画は彼女の若かりし頃、イェール大学法科大学院時代から始まります。

彼女は特に若いうちから子どもの権利を保護する活動に積極的であり、そのことを象徴するキャプチャーが何回も出てきます。

他にも、リベラルの候補としての自負からか、黒人、同性愛、障害者と言ったマイノリティの地位向上に積極的であることを匂わせるキャプチャーも何回も出てくきます。

そして中盤、最も盛り上がる部分で彼女は力強くこう畳み掛ける。

I’m fighting for all americans not just some for the struggling, the striving and the successful. No matter who you are, what you look like, what faith you practice or who you love, I’m fighting for you. I’m fighting for everyone who’s ever been knocked down but refused to be knocked out. I’m going to fight until every little girl in America knows she can grow up to be anything she wants and even president of the United States!!!

(訳:私は一部のアメリカ人のためだけではなく、すべてのアメリカ人のために戦う。困難と戦う人、目標に挑戦する人、そして成功した人、すべてのアメリカ人のために戦う。あなたが誰であろうと、あなたがどんな見た目であろうと、あなたが何を信じようと、そしてあなたが誰を愛しようと、あなたのために戦う。私は打ちのめされても負けることを拒否するすべてのアメリカ人のために戦う。私は、アメリカの全ての女の子が自分の夢を叶えられることを知るまで、アメリカの大統領にすらもなれることを知るまで戦い続けよう!)

これを見たら関係のない筆者も熱くなってしまいます。彼女ならアメリカを変えられるのではないかと思ってしまう。そう思わせる力強さがこの動画にはありました。

 

バーニー・サンダースのYouTube

一方、サンダースの動画の趣は全く違います。

サンダースはカリスマでもなんでもないただの人の良さそうなおじいさん。それ以外は、とにかくたくさんの市民が出てきます。田舎で牛を育てる人、都市部でオフィスワークする人…

サンダースはただ彼らに優しく微笑みかけるだけ。これまでの「カッコイイ!スゴイ!」という大統領像ではなく、もっとどこにでもいそうなおじいさんであることを演出しています。

あくまで中心にいるのは市民です、そう聞こえてきます。ちなみにこの動画は351万回も再生されています。現在選挙ではクリントン候補に負けつつも粘り強さを見せており、その強さが動画の再生回数にも現れています。

 

一方日本の選挙に各政党はどのようなYouTube戦略を展開しているのか

まだ大きな選挙がないので目立たないが、各政党youtubeで公式チャンネルを作って宣伝をしています

自民党

https://www.youtube.com/user/LDPchannel/videos

まずは自民党。最近では、参院選候補者のインターネット公募を「デジタル民主主義」と打ち出していますが、その動画も再生回数45000回。安倍首相が新しい制度を1分に亘って説明する動画。

安倍首相のファンなら1分も安倍さんの顔を見られて幸せな気分に浸れますが、そうでなければなかなか退屈な動画とも見れていまします。取り組みとしては素晴らしいのでもっと宣伝してたくさんの人にも手もらうようにするべきとも考えられます。

ちなみに過去最も再生回数の多い動画は、「教えて!ヒゲの隊長」です。

これはわかりにくい安保法案の内容をヒゲの隊長こと佐藤正久参議院議員が女子高校生のあかりちゃんに教えるという、可愛らしいアニメーションで描かれたものだ。再生回数はなんと56万回。圧倒的!!なお、安保法案が混迷を極めたこともあり、この動画に対抗して反対派が「教えてあげる!ヒゲの隊長」なる動画を作っって、こちらも再生回数11万回。


自民党の動画とは逆に、あかりちゃんが安保法案に一つ一つツッコミを入れていくというスタイル。自民党の動画を編集して作られているあたり芸が細かいですね。自民党動画の再生回数56万回も、この動画のおかげという部分も大きいです。

この2つの動画を通じて「難しい法案をわかりやすく解説する」という機運が高まったのは大きいです

 

民進党

では最近できたばかりの最大野党の民進党のyotuube戦略はどうなっているのか。

https://www.youtube.com/channel/UCnzEf3J1KM1n7jIP2efyxOw/videos

地味です。直近の街頭演説や記者会見をひたすらアップするだけで、YouTubeだからできるようなことが全く行われていません。TPPの問題点、待機児童の問題、動画で訴えられるものはいくらでもあるはずです。YouTubeの利用という面では自民党に遅れているので、民進党も動画活用の改善は急務です。

政治をわかりやすく説明するのに動画は欠かせないツールです。ハリウッド映画のようなものとまでは行かなくても、各政党親しみやすい、または興味を持つような、そして真摯な動画を作って欲しいです。

参照:http://wired.jp/2016/03/28/youtube-election/

 

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選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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