あなたの一票は、ずばり360万円!投票率が上がらないので、捨てられている一票の価値を算出してみた

2016/01/23

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公職選挙法・選挙制度

増沢諒

突然ですが、あなたの1票にはどのくらいの価値があるか、ご存知でしょうか?単純に計算することはできませんが、例えば、投票する先の自治体の予算から大まかに自分の1票の価値を、値段で見ることができます。

 


 


【増沢考案の1票の価値計算式】

1票の値段=自治体の予算×政治家の任期÷有権者数

 


 

 

もちろん、1票をお金で表すことは正確ではありません。しかし、政治家の大きな仕事の1つは予算の配分ですから、その観点から見れば、あなたの1票はあなたの住む地域の予算を左右する価値を持っています。

 

■ 衆議院選挙では1票は280万円

例えば、衆議院選挙。
国家予算は約90兆円です。衆議員の任期は4年ですから、

 

◯国家予算90兆円×任期4年÷有権者数1億人=360万円
となります。
たった数分で終わる投票に行かない人は、なんと360万円分の判断を捨てていることになります!
こう見ると、投票しないことがいかに大きな問題なのかがご理解いただけるかと思います。

■ 東京都民の1票は280万円

続いて、東京都民の1票はいくらなのでしょうか?都知事選・都議選を想定して考えてみます。

2015年の東京都の予算は約7兆円。有権者数は約1,000万人です。
都議も都知事も、任期は4年ですから、

 

◯都の予算7兆円×任期4年÷1,000万人=280万円
となります。こちらも大金ですね。
衆議員の選挙にも行かず、都知事選・都議選にも行かない方は、合計で640万円もの判断を捨てていることになります・・・!

■ 大阪府民の1票は東京都とほぼ同じ

続いて、関西で最も人口の多い自治体である大阪府を見てみます。

大阪府の予算はおおよそ5兆円。有権者数は約710万人ですから

 

◯大阪府の予算5兆円×任期4年÷710万人=282万円

 

です。こう見ると、東京都と比べて人口は少ないものの、1票の価値は東京都とほぼ同じことが分かりました。

■ あなたの住んでいる地域では?

ここまで、東京都と大阪府を例に、金額を掲載してみました。
とても簡単な計算式ですので、ぜひあなたの住んでいる地域でも計算してみてください。

「地域名 予算」
「地域名 有権者数」

と検索すれば、数値もすぐに見つかります。

もちろん、政治家の役割は多岐に渡りますので、決して正確な試算ではありません。それでも、1票の価値を掴むための指標にはなるかと思います。
ぜひ、お試しください!

 

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増沢諒

増沢諒 1988年長野市出身。早稲田大学、東京工業大学 修士課程修了。研究テーマは「政治家のSNS利用」。 2014年マニフェスト大賞受賞。ITベンチャー企業や政治家秘書などを歴任。

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