全国ニュースでは、大型選挙や話題性のある選挙が取り上げられる傾向にありますが、実は一年を通して大小様々な選挙が日本全国で実施されています。今回は8月中に投開票された選挙を振り返ってみます。

8月に実施された選挙

都道府県知事選挙、都道府県議会議員選挙から市町村議会議員選挙(補欠選挙も含む)まで合わせて、執行選挙総数79件。そのうち、前回2011年度の選挙と比べ、投票率がアップした選挙は以下の13件です。

全回選挙時より投票率が向上した選挙

この13件の選挙からいくつかピックアップしてみましょう。

まず、投票率が著しく伸びたのは千葉県富里市長選挙で、全回2011年選挙時の投票率23.46%から31.77%となり、8.31ポイント上昇。前回、圧倒的な票差で当選した相川堅治市長は、今回は1800票あまりの票差に縮まったものの、4選を果たしました。

震災後2度目の選挙となり、復興計画の賛否が争点となった岩手県大槌町長選挙町議会選挙は、ともに全回の73%台から77%台へと4ポイント以上上昇しました。

選挙ドットコムでも多数の特集記事を組んだ埼玉県知事選挙、全回の24.89%から26.63%へと1.74ポイント上昇。自ら定めた多選自粛条例に反して4選をねらい立候補を表明した上田清司知事に対し、4名の立候補者が戦いを挑んだ選挙でした。

大阪府枚方市長選挙は、前回の36.13%から38.70%へと2.57ポイント上昇。自民・民主が支援する現職の竹内脩氏と、大阪維新の会の新人・伏見隆氏を含めた4人の闘いとなりました。大阪で圧倒的な人気を誇る橋下徹代表の応援で力を得た伏見氏は、2300票あまりの票差で当選。この選挙は11月の大阪府知事・市長の「ダブル選」の前哨戦と見られ注目されていました。

そして今回、編集部が最も注目したのは神奈川県秦野市議会議員選挙。前回の43.84%から46.90%へと3.06ポイント上昇しただけでなく、選挙ページにおけるPV数で、埼玉県知事選挙にひけをとらない高数値を示しました。秦野市選挙管理委員会に話を聞いたところ、前回に比べて定数が2名減の24名となったところに34名が立候補し、激戦となったことが原因ではないかとのことでした。2011年度の選挙では26名の定数に対して27名の立候補者(うち新人は6名)。今回は現職24名全員の出馬に加え、新人10名が立候補したことで激戦化したといえます。

編集部では、選挙管理委員会にWebサイトやFacebook等を届け出た立候補者についてはなるべく顔写真等を掲載し、有権者へ向けて少しでもわかりやすいような情報提供を心がけており、これがPV数アップの一因となったのかもしれません。毎月の選挙まとめについて、今後も翌月下旬頃にお伝えしていく予定です。

 

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選挙ドットコム編集部

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