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まるで2017年のハイライト。都民F苦戦、「1票差」で当落、あの名物候補も当選!?ツッコミどころが多すぎた葛飾区議選



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2017年11月12日に投票が行われた葛飾区議会議員選挙は定数40のところに59人が立候補するという大激戦となりました。この選挙では候補者数の多さ以外にも、様々な部分で注目点の多い選挙でした。





候補者数が多かった葛飾区議選



葛飾区議会選は、2005年には51人、09、13年には54人と比較的多くの候補者が立候補しており、激戦になりやすい傾向がありましたが、今回の2017年は59人と明らかに以前より増加しています。

今回、候補者数が以前より大きく増加したのは、都民ファーストの会が元職1人、新人4人の計5人立候補者を立てたことが大きいと思われます。この都民ファーストの会の選挙結果は、元職の臺(うてな)英明氏が当選したものの、残り4人は全て落選するという惨敗に終わってしまいました。落選者4人の票を合計すると約6,500票もあり、最下位当選者は2,167票と考えると候補者を出しすぎたことが敗因であると考えられます。





あの候補も当選



今回の葛飾区議会選には話題となった候補者が当選しています。

1人は「NHKから国民を守る党」という政治団体を設立し、「NHKをぶっ壊す」というキャッチフレーズを掲げ、過激な言動も交えつつ、反NHKの活動をしている立花孝志氏です。立花氏は元NHK職員で在職中にNHKの内部告発をしたのちに退職、その後、2013年から現在に至るまで、東京都知事選や都議会選、各地の市議会選に立候補し、2015年の船橋市議会選では見事に当選しています(船橋市議の職は2016年の東京都知事選に立候補する際に辞職しています)。

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このNHKから国民から守る党は埼玉県の朝霞市と志木市、兵庫県の尼崎市にそれぞれ1人ずつ市議会議員がおり、小規模ながらも組織はしっかりとしているところも注目すべきポイントです。立花氏は7月に行われた東京都議会選の葛飾区選挙区から立候補しており、葛飾区と言う範囲では2度目の挑戦でした。今回の区議会選では、この都議会選の活動で知名度を高めたのか、2,954票獲得し、33位で当選しています。

また、鈴木信行氏も今回の葛飾区議会選では話題になった候補の1人です。鈴木氏はいわゆる「極右」的な政党と言われている「維新政党・新風」の代表や幹部を務めつつ、2007, 13, 16年の参議院選挙に立候補していた人物です

今まで国政にしか挑戦していなかった鈴木氏ですが、今回は出身地である葛飾区から初めて地方議会選挙に挑戦しました。なお、今までと異なり、鈴木氏は維新政党・新風を2017年7月に除名されたため、無所属という形で立候補しています。今までの活動から賛否共に豊富な議論を呼んでいた鈴木氏ですが、2,587票獲得し、36位で当選。鈴木氏はこれが初当選となりました。

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このような、一般的には「異色」とされてしまう候補者が2人当選したというのはなかなか例のないことであり、今後、この2人がどのような活躍をするのか、注目したいところです。





わずか1票差の激戦



さらに、今回の選挙の激戦さを物語るものとして、最下位当選者の大森ゆきこ氏の得票数が2,176票、次点で落選した会田浩貞氏の得票数が2,175票と1票が明暗を分けました

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このようなわずかな票差、あるいは同数になってくじで当落が決まった場合、負けた側の候補者が無効票などの中に自分の票があるのではないかとして、異議申し立てを行い、票の数え直しを選挙管理委員会に要求することがあります。直近では、2007年の青森県のつがる市議会選では14票差で次点となった候補が異議申し立てをして、選挙管理委員会が再点検を行うなど、僅差の場合によく見られます。


今回の葛飾区議選に関しても、11月21日には会田氏が異議申し立てを行いました。票の再点検が行われることになり、場合によっては逆転当選の可能性もあるため、そのような意味ではまだ葛飾区議会選は終わっていないとも言えます。
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参議院選挙には立候補できる年齢。個性あふれる候補者が多数出た1999年の東京都知事選に衝撃を受けてインディーズ候補(いわゆる泡沫候補)にはまる。インディーズ候補以外にもちょっと 変わった選挙・政治ネタに興味あり。

Twitter : https://twitter.com/Actin_ium

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