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日本をハッピーにする政治家が、幸せそうに見えない—「18歳選挙権」をリードする ぺことりゅうちぇるの独占インタビュー



小池みき
小池みき

夏の参院選で導入される18歳選挙権。若い世代に選挙に関心を持ってもらおうと、東京都が一風変わったキャンペーンを展開しています。選挙ドットコムでは、イメージキャラクターに選ばれたタレントのぺこさんとりゅうちぇるさんにインタビューを行い、同世代や大人たちに向けたメッセージを伺いました。
—後半は1日(水)公開「幸せが少なくて、すぐに病む日本」

もっと投票所が楽しそうならいいのに。


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(結婚も噂される仲良しな二人)



——原宿系ファッションモデルのおふたりが、「18歳選挙権」のPRキャラクターに。驚いたファンも多かったと思いますが、このお仕事がきたとき、最初にどう思いましたか?

ぺこ もう、びっくりしました。選挙ってすごく大事なものだから、関わる人もちゃんとした人じゃなきゃいけないっていうイメージがあったんです。私なんかを選んでいただけて恐縮だなって。

りゅうちぇる 僕たちを見たときに多くの人がぱっと思い浮かべるキーワードって、「綿あめ」とか「カップケーキ」とかだと思うんです。「選挙」って絶対出ないワードですよね。だから、聞いたときは「え〜っ、いいの!?」ってなって。でも、僕もぺこりんも20歳になったばかりで、社会のことにはすごく興味が出てきたところですし、前向きに取り組めたらいいなって思いました!

——お二人とも、選挙が大事なものだというイメージが昔からあったんですね。

ぺこ ありました。私は小学校低学年のとき、母に投票所まで連れて行かれたことがあるんです。そのときの印象がすごく強くて。大人がみんな真剣な顔で何か書いてるし、母には「静かにしなきゃあかんで!」とか言われるし。おごそかで、重大なことなんだなあって思ったのを覚えてます。

りゅうちぇる 僕も、実は小さいときから「選挙って重要!」って思ってました。ぺこりんと一緒で、僕も小さいときに、お母さんと一緒に投票所に行ってるから。行ったら会場で誰も喋ってないし、紙を投票箱に入れるときですら音を立てないようにしてるし、なんかコワイことしてるのかな、って感じました。

(普段は見せない真面目な表情)

(普段は見せない真面目な表情)



ぺこ わかる。シーンとしてるのって、子どもからみると怖いよね。私、お母さんに次の年も「一緒に行こう」って言われて、怖いからヤダって断ったもん。

りゅうちぇる そこも、もしかしたら僕たちが今後変えていけるところなのかもって思ってます。だってみんな、もっと幸せな国を作りたいな、って気持ちで投票するんでしょ? 真面目に考えて投票に行くのは大事だけど、投票所の雰囲気までガチゴチじゃなくてもいいと思う。
こういう雰囲気なら気軽に行けるな、挑戦しやすそうだな、って思ってもらえる雰囲気って大事。楽しそうだから行きたくなる、って自然なことだから。今回の「TOHYO都」の映像もすっごく楽しい作品になっているので、もっともっと宣伝したいです!

——ちなみに今回のキャラクター起用について、親御さんからはどう言われました?

りゅうちぇる 僕のお母さんは、そもそも信じてないです。他にもいっぱい人いるんでしょ、何千人とか何万人とかいる中の一人でしょって。いや僕たち二人だけだよー、って言ってるんだけど。

ぺこ うちの母は、「え、アンタ何すんの? 大丈夫!?」って言ってました(笑)。母も、選挙に対する考え方がすごく真面目なんだと思います。同じように感じている人たちに、ちょっと新しいイメージを持ってもらえるように頑張ります!

 

幸せを伝えるはずの政治家の顔が、幸せそうに見えない


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(真面目な話しも、どこか楽しそう)



——周りの同世代の人たちと、政治や選挙の話をすることってありますか?

ぺこ ないです。古着の話ばっかり。

りゅうちぇる ないよね。これブリーチ何回した〜? とかそんなのがメイン。選挙ってワードにはどうしても行きづらいです。言葉が出てきた時点で「あ、カタい話!」ってなっちゃうから。

ぺこ テレビとか見ていてもそれは同じだよね。難しい顔をしたおじさんたちが、マイクをいっぱいつけた檀の上で喋ってるのを見ると、面白そうだなとか、え〜この話聞きたい、とか思えないし。

りゅうちぇる 「政治をよくします」って、「幸せな人を増やす」ってことだと思うんですけど、それを言っている政治家の人たちが全然幸せそうじゃないのって、見ていて不思議。

——確かに、朗らかな表情の政治家ってあまり思い浮かびません(笑)。

りゅうちぇる 自分はこういうことをして日本の皆さんを幸せにします、って言ってるわけですよね。その伝え方自体には、それぞれもっと個性があってもいいのにって思います。

ぺこ 流行りの言葉を使う方が時々いらっしゃるじゃないですか。そういうの見るだけでも、私たち「あっ」てなります。この人最近の言葉使ってる〜、って。

りゅうちぇる わかる! 僕たちの知ってる言葉使ってる! ってちょっと安心するよね。国民に関係のあることを話す、ってイコール赤ちゃんからお年寄りまで全ジャンルの人の話をしているってことなんだから、もっといろんな世代にわかる言葉づかいをしてくれたら嬉しいな。

ぺこ 政治の話って、普段あんまり聞き慣れてなかったり、むしろあんまり聞きたくないような話が多かったりするから余計に。

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(意外性を感じるほど、真剣さが伝わってくる)



——たとえば、政治家がこれについて言及してたら気になる、という話題があったら教えてください。

りゅうちぇる 僕、原宿って言われたら反応しちゃう(笑)。

ぺこ 私は90年代の文化が大好きなので、「90年代はこういう面白いことがあったよ」みたいな話をされると「あっ、知りたい!」って思います。

——逆に、政治や選挙の話を積極的に避けてしまう同世代に対して、「こういう風に考えてみたら?」と提案したいことはありますか?

ぺこ 周りを見ていると、今って、自分の意見を言えない子がすごく多いと思うんです。友達がそうしてるから私もそうするとか。自分の意見を人に伝えたいけど、伝えたらこう思われちゃうんじゃないか、ってことを気にして怖くなっちゃってる。でも、選挙ってちゃんと秘密が守られるじゃないですか。誰に投票したか、誰にもわからないように投票できるから大丈夫だよ、ってことは言いたいです。それで、もし自分が応援した人が当選したら自信にもつながるんじゃないかな。

りゅうちぇる 選挙って、「僕はこう思ってます!」って意見を伝えることでもあるもんね。ファッションだけとっても、すごーくたくさんの人が、他人の目を気にして、本当に自分の好きな格好ができなかったりしてる。僕はそういう人たちをいっぱい見てきたし、そういう人は、選挙でも人の意見を気にしちゃうかもしれないって思います。僕たちは、外見でも中身でも、自分の個性を隠さないで生きてきたので、そういう僕たちの姿を見て、選挙で自分の意見を言うのも素敵かも、って思ってもらえたら嬉しいです!

—後半は1日(水)公開「幸せが少なくて、すぐに病む日本」
小池みき

小池みき

ラ イター・漫画家。1987年生まれ。郷土史本編集、金融会社勤めなどを経てフリー。書籍制作を中心に、文筆とマンガの両方で活動中。手がけた書籍に『百合 のリアル』(牧村朝子著)、『萌えを立体に!』(ミカタン著)など。著書としては、エッセイコミック『同居人の美少女がレズビアンだった件。』がある。名前の通りのラーメン好き。

Twitter : https://twitter.com/monokirk

Webサイト : http://www.monokirk.org/

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