任期満了に伴う高知県知事選挙は明日29日に告示され、11月15日投開票日を迎えます。今のところ出場表明しているのは現職の尾崎正直知事(自民、民主、公明、社民推薦)のみで、無投票3選が濃厚となっています。果たして2期8年の尾崎県政に待ったをかける候補者は現れるのでしょうか?
尾崎氏は1992年に旧財務省に入省。行政官を経て2007年の高知県知事選挙に自民、民主、公明、社民推薦候補として出馬。得票率61.2%の178,109票を獲得して圧勝。当時、尾崎氏は40歳で最年少知事の誕生として話題になりました。
続く2011年の知事選では対抗馬も立たず、無投票となりました。
今回の知事選でも無投票が濃厚な情勢となっています。9月28日に開かれた立候補予定者説明会に尾崎陣営以外で出席していた共産党は、10月14日、候補擁立の見送りを正式に表明しました。「県政を全体として肯定的に評価」しているとも報道されています。
「’15知事選:共産、擁立見送り表明 尾崎県政、おおむね評価 /高知」(10月15日毎日)
一方、知事選の情勢と並び、選挙啓発ポスターにも注目が集まっています。ゲーム会社「カプコン」の協力で、人気ゲーム『戦国BASARA』に登場するキャラクター長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)が「行くぜ、知事選!!」と呼びかける啓発ポスターを県選挙管理委員会が用意。
『戦国BASARA』公式サイトより
選挙期間中には「選挙ポスター、テレビCM、ラジオ、新聞、路面電車のラッピングなど」で一連のPRがされる予定です。キャラクター起用について、カプコンでは以下の通り説明されています。
「県知事選挙の周知や若者層の投票率の向上を図るため、坂本龍馬に次ぐ高知県のシンボルでありゲームキャラクターとしても人気の高い『長曾我部元親』を採用し、高知県内で幅広くアピールする。」
『戦国BASARA』公式サイトより
『戦国BASARA』のキャラクターは、6年前の宮城県知事選挙でも伊達政宗が起用され、近畿各府県では防犯ポスターに真田幸村が起用されており、ファンの心を熱くしています。
果たして「行くぜ、知事選!!」と呼びかけられた選挙は実現するのでしょうか。無投票が確定し、啓発用のコンテンツが1日でお蔵入りとなるかどうかは、明日決定します。
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