2026/1/26
【政治をわかりやすく】年収の壁「178万円」ってなに?
1. 「年収の壁」に関する自民党と国民民主党の合意内容
〇主な合意ポイント
・非課税枠の引き上げ: 基礎控除と給与所得控除を合わせた所得税の課税境界線を、従来の103万円から178万円へと引き上げます。
・対象範囲: 年収665万円までの納税者を主に対象とし、基礎控除の上乗せ措置を講じます(給与所得者の約8割をカバー)。
・減税規模: 今回の追加措置による減税額は年間約6,500億円。これまでの改正を含めると、全体で約1.8兆円の減税規模となります。
・実施時期: 2026年度(令和8年度)の税制改正に盛り込み、2026年1月から適用。
2. 自民・国民合意における4つの問題点
① 地方自治体の減税(税収減)への補填
所得税だけでなく、住民税の基礎控除も連動して引き上げられるため、地方自治体(都道府県・市区町村)の税収が大幅に減少します。
懸念: 地方側からは「行政サービスを維持できなくなる」との強い反発が出ています。国がこの減収分をどう補填するのか、具体的な財源の裏付けがまだ不透明です。
② 「社会保険料の壁」とのズレ
税金の壁が178万円に上がっても、社会保険の壁(106万円・130万円)は依然として存在します。
懸念: 103万円を超えて働いても所得税はかからなくなりますが、106万円や130万円を超えた時点で社会保険料の支払いが発生し、結果的に「働き損」が生じる仕組みは解消されていません。
③ 恒久化か、一時的な措置か
今回の合意では、2026年・2027年の「特例的な措置」としての側面が強く、3年以内に抜本的な見直しを行うとされています。
懸念: 防衛増税(2027年開始予定)など他の増税計画との兼ね合いもあり、中長期的にこの減税が持続可能なのか、単なる選挙向けの「一時的な手取りアップ」に終わらないかが問われています。
④ 財源の確保(1.8兆円の捻出)
合計1.8兆円にのぼる減税財源をどこから持ってくるかが最大の問題です。
懸念: 国民民主党は「税収の上振れ分」などを充てるよう主張していますが、財務省や自民党内には、恒久的な財源なしでの大規模減税は財政規律を損なうとの懸念が根強くあります。
https://youtube.com/shorts/f6XeNb7vZ5c
まとめ
今回の合意は、中間層を含めた多くの現役世代にとって「手取り増」という具体的なメリットをもたらす一方、「地方税収の減少」と「社会保険の壁」という2つの大きな関所が残された形となっています。
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