2023/5/8
4月9日に行われました富山県議会議員選挙において、再選を果たさせていただき、一昨日(4月30日)から4期目の任期がスタートしました。
5月2日には組織議会が開催され、議長・副議長の選出をはじめ、議会の構成が決定されました。
議長には、山本徹議員(6期・53歳)、副議長には奥野詠子議員(4期・42歳)が選出されました。若いお二人のパワーで、県議会を力強くリードいただきたいと思います。
私自身は、自民党議員会(自民党富山県連)の政務調査会長を拝命しました。
議会内においては、自民党議員会は定数40人中30人を擁する最大会派であり、会派の政策決定を担う重要な任務です。
政調会副会長にご就任いただいた川島国議員、藤井大輔議員、瀬川侑希議員と力を合わせ、30人の個性あふれる議員の思いや情熱を政策に反映できるように精一杯取り組んでいきたいと思います。
【富山県議選の低投票率を踏まえ、議会の役割を改めて考える】
4月9日に富山県議会議員選挙が行われ、私自身は10,574票という多くの方からご支持をいただき、また自由民主党の射水市連支部長としては、射水市選挙区で立候補した私を含む3名の公認・推薦候補が全員当選という結果も得ることができました。改めまして感謝を申し上げます。
他方で、富山県議選における県内の投票率は45.69%(射水市:49.73%)となり、50%を切る低投票率となりました。
投票率が半分に満たない状況は、県議会への期待・関心の薄さを象徴するものであると受け止め、私たち議員は猛省を促されていると考えねばなりません。
政務調査会長の職責を果たすにあたっては、先の県議選における低投票率という結果を受け止め、県議会の役割について、県民にご理解いただけるように、これまで以上に意識を払って取り組んでいく必要があると考えています。
【知事と県議会の関係とは】
県政は、知事と県議会がそれぞれの役割を果たすことで成り立っています。
知事は、予算を編成し、政策を執行していく立場でありますから、報道などに取り上げられる機会は自然と多くなります。
では県議会は何をしているのか?県議会は、条例をつくる権限を持っており、立法を司る役割も担いますが、主に議会質問や政策提言を通じて、知事の予算編成や政策執行に対して、県民の声を反映させること、そして、議決機関として、知事が提案する予算や条例などを最終的に意思決定する機能をもっています。
少し、乱暴な言い方をすれば、県議会において私たち自民党議員会が過半数を有している以上、私たちの会派が、予算や条例など各種議案に賛成しなければ、県政は原則として一歩も前に進まないということです。 議会には、実はそのくらい大きな責任と権限があるわけです。
【議会は硬直化する県政にインパクトを】
急速な人口減少社会を迎え、一方でテクノロジーが進化し、本格的なDX社会の到来が予見される中、地方政治のあり方にも大きな変革が迫られています。
県庁は、新田知事を先頭に3,000人以上が働く巨大組織であり、また先例や慣習を重視し、行政の無謬性(行政が一度決めて、実行したことに間違いはない。間違いがあったとしても、あらゆる理屈で正当化する。)が前提とされる中、行政の変革には限界があるのではないかと、私は、感じています。
そして、そんな今こそ、県議会に出番があるのではないかと思います。
とりわけ、県議会で過半数を握る自民党議員会が、未来を見据えたダイナミックな政策提言を行い、知事はじめ当局を突き動かす、原動力になっていくべきであると考えています。
県議会や政務調査会が、しっかりとした政策論議を行った上で、どんどんと県民のもとへ飛び出し、意見交換をし、県民とともに、県政の未来を語り、政策をつくりあげていく。
こうしたことを実行する中で、はじめて県議会の役割を県民の皆様に認知していただけるように思っています。
「県政を動かす政調会」、「飛び出す政調会」をモットーとしながら、しっかりと職責を果たしていきたいと考えていますので、皆様からも、たくさんのご意見をいただければ幸いです。
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