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永森 直人 ブログ

【富山県新型コロナ感染状況】感染症分類5類引き下げ問題を改めて考えてみる。

2023/1/24

ついにと言いましょうか、岸田総理は1月20日、新型コロナウイルス感染症の分類を2類相当から5類に引き下げることを表明しました。

以降、マスコミ各社はこぞってこの問題を取り上げています。

報道内容をみると「5類への引き下げ」については、世論調査などをみても肯定的な見方のほうが多いように見受けられますが、感染症学者や医師の方からは懸念を示す声が聞かれます。

また、マスク着用緩和については、世論も含めて、否定的な意見が勝っているようですね。

とはいえ、専門家と言われる方々の論評やマスコミの報道姿勢も様々であり、どれが本当なのか、わからないですね。

私は個人的に、早期に5類引き下げに舵を切るべきと主張してきたので、マスク緩和まで含めて、5類引き下げは適切な判断であると評価しています。

その前提での話になってしまいますが、以下の記事がとてもわかりやすく、説得力を感じましたのでリンクを貼っておきます。

「5類に変更されると何が起きる?免疫学者の意見は」https://otonasalone.jp/325763/

要点は以下のとおりです。

● 2類感染症は感染者に対し「入院勧告ができ、全数把握の義務を負う」ことになっているが、オミクロン株以降は入院措置も行われていない。全数把握も行っていない。分類が変わっても恐れることはない。

●現在もたくさん亡くなっているが、1日の死者数は「新型コロナによる死者数」ではなく「死者のうちPCR陽性だった方の数」。この違いは大きい。ほとんどのケースでコロナが直接の原因ではなく他に原因疾患があった方。

●現在も全数把握も強制入院も行っていないため巷に陽性者はたくさんいる状態。5類になっても実態は何も変わらない。仮に再び強毒化すれば迅速に指定を変更すれば良いだけ。

●新型コロナを診察している医師のうち忙しすぎて大変な医師は、医師みんなで診察してくれると楽になると胸をなでおろすでしょう。日本医師会と厚生労働省がどのような診察の制度設計をやるかの問題であり2類と5類はどちらでもよいこと。

●新型コロナは2類5類関係なく、誰もが簡単に使用できる特別な治療薬はない。受診して酸素飽和度が下がっていれば人工呼吸器の装着に必要で、下がってなければ自宅で寝て治すしかない。

●(マスクを外す不安について)そもそも新型コロナの空気感染に関して通常のマスクはほぼ無効。飛沫感染に幾分の効果はある。各自が利益と不利益のバランスを考えて希望する方のみ着用すれば良い。

●義務教育の子どもたちがお互いの表情を見て会話できないことが良いことだとは思わない。

●完全なるゼロリスクはない。ある程度リスクを織り込んで、その中で最善の選択をするべき。

以上、新見正則先生のコラムの引用でした。

【医療提供体制への見解】

そうなんです。オミクロン株に置き換わりとともにウイルスは弱毒化し、ワクチン接種も進んだ今、感染拡大当初と比べ新型コロナのリスクは大きく低下しています(致死率は季節性インフルエンザとほぼ変わりない状況となっています)。

にも関わらず、コロナを診療できる医療機関、コロナ患者が入院できる医療機関(富山県内で約500床)が限定されているため、感染拡大時では、自主検査でコロナ陽性となり発熱しても、ハイリスク者でない限り、ろくに医療機関に見てもらえず、「薬局に行って市販薬を買って家で寝ていろ」と言われている始末です。これがリスクの高い病気に対する対応ですか?むしろ、どの医療機関でも見てもらえる、そして発熱があれば誰もが医師の診察を受け解熱剤を処方してもらえる。酸素飽和度が下がっていれば、どの医療機関へも入院できる。これが自然であると思います。

【濃厚接触者について】

濃厚接触者の定義もかなり曖昧になってきています。しかし、少なくとも同居の家族がいれば濃厚接触者となりますよね。濃厚接触者となれば、会社を休まねばなりません。

インフルエンザの場合は、同居家族がインフルになっても、会社を休むことまでは求められませんよね?

消防署や医療機関・介護施設などエッセンシャルな現場で、感染者が出れば、限られた人数で回している現場は途端に機能しなくなります。3年以上に及ぶコロナ禍は、こうしたエッセンシャルな現場で働く人達(その家族含め)に、今なお、大きな重圧を与えています。

これだけ巷で感染者が出ている今、インフルエンザ並の危機管理体制で十分ではないでしょうか?

【マスク着用について】

今なお、大人数での会食を控えている方も多いかと思いますが、すでに制限は緩和されており、オフィシャルな新年会など含め、飲食の現場はほぼ平時に戻りつつあります。

しかし、例えば学校現場では未だ黙食ということも多く、様々な場面でマスク着用が強いられており、大人社会とのギャップを感じます。

写真は昨年秋に行われた地元イベントで野外で合唱を披露してくれた中学生の子ども達です。

野外にもかかわらず、マスクをして合唱をしなくてはならないのです。

責任の所在が曖昧になりがちな学校現場はとりわけ、ゼロリスク信仰が強く、子どもたちのマスク緩和はそうそう進みません。

政府が、力強く、「原則マスクは不要!しかし着用したい人は着用。学校現場はコロナ前の平時に戻す」と方針を明確に示す必要があると思います。

【まとめ】

新型コロナについては、いろんな意見があります。身近な感染者でも、思ったより酷かったなどという声も聞きます。

そういう意味では、恐れる必要のない病気と言うつもりはなく、リスクがなくなったとは思いません。

一方で、リスクは「新型コロナだけなのか?」という問題があります。

3年間もマスク生活を続けていることは、子どもの発達に影響を与えることはないのか?免疫力がむしろ下がっているのではないか?

過度なコロナ自粛は、子どもたちにストレスを与えていないか?自殺者が増えたりしていないのか?高齢者の認知症や身体的衰退を助長することはないのか?

こうした影響についての検証を聞いたことはあまりありません。

新型コロナの致死率がインフルエンザ並となった今、感染症リスクのみならず、リスクを多角的に捉える政治判断が必要だと思います。

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著者

永森 直人

永森 直人

選挙 富山県議会議員選挙 (2023/04/09) - 票
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肩書 富山県議会議員(3期)、自由民主党富山県連組織委員長、射水市消防団南部方面団長、小杉まちづくり協議会会長
党派・会派 自由民主党
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